ニュース速報

ビジネス

米社債の保証料率が上昇、株価急落で

2020年10月29日(木)11時14分

28日の米金融市場では、新型コロナウイルスの流行や来週の大統領選に対する懸念で株価が急落したことを受けて、社債の保証料率が上昇した。写真はニューヨークの金融街ウォールストリートにあるストリートサイン。2019年1月3日に撮影。(2020年 ロイター/Shannon Stapleton)

[ニューヨーク 28日 ロイター] - 28日の米金融市場では、新型コロナウイルスの流行や来週の大統領選に対する懸念で株価が急落したことを受けて、社債の保証料率が上昇した。

ジャンク債の保証料率を示すマークイット北米ハイイールドCDXインデックスは、プライスが103.695に低下。9月28日以来の低水準となった。

投資適格債の保証料率を示すマークイット北米投資適格級CDXインデックスは、スプレッドが一時63.84ベーシスポイント(bp)に拡大。9月18日以来の高水準を記録した。

いずれも、社債のデフォルト(債務不履行)が増えるとの投資家の見方を反映している。

同日のクレジット市場では、株価の急落を受けて、スプレッドが拡大したが、特に影響が大きかったのが米国のジャンク債だ。

ナットアライアンス・セキュリティーズの国際債券担当責任者、アンドリュー・ブレナー氏は「ハイイールド債から資金が流出しており、これがスプレッド拡大の原因となった」と指摘。

「米国で企業倒産が増えるとの懸念や、一部のハイイールド債の発行体が債務不履行に陥るとの懸念が浮上している」と述べた。

また、大統領選の結果を巡る不透明感に加え、民主党が勝利すればキャピタルゲイン税が引き上げられるとの見方も、市場の重しになっているという。

同氏は「市場関係者は、ブルーウェイブ(民主党の波)が起きても、レッドウェイブ(共和党の波)が起きても、ブルータイド(民主党の上げ潮)が起きても、市場は上昇すると想定しているが、不都合な真実に目覚めつつある」と指摘した。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

ニュース速報

ワールド

バイデン次期米大統領、ファウチ氏にコロナ対策顧問就

ビジネス

楽天株が6%超安、NTTドコモの新料金プラン発表を

ワールド

米、ファーウェイCFOの帰国認める取り決めを協議中

ワールド

新型コロナ第2波、経済への影響は予想以上=カナダ財

MAGAZINE

特集:202X年の癌治療

2020-12・ 8号(12/ 1発売)

ロボット手術と遺伝子診療で治療を極限まで合理化 ── 日本と世界の最先端医療が癌を克服する日

人気ランキング

  • 1

    新型コロナが重症化してしまう人に不足していた「ビタミン」の正体

  • 2

    オーストラリアの島を買って住民の立ち入りを禁じた中国企業に怨嗟の声

  • 3

    「残忍さに震える」金正恩式「もみじ狩り処刑」に庶民が驚愕

  • 4

    台湾外相が豪に支援要請、中国の侵攻回避で

  • 5

    ナイキCMへ批判殺到の背景にある「崇高な日本人」史観

  • 6

    豪中炎上のフェイク画像を作成した過激アーティスト…

  • 7

    2020年の日本で最も輝いたクリエイターはこの6人

  • 8

    世界が前代未聞の公的債務の波に襲われても破綻しな…

  • 9

    「中国は香港の一世代をまるごと抹殺することも厭わ…

  • 10

    暴走する中国の今後を左右するWTO事務局長選 米次期…

  • 1

    世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...

  • 2

    プレステ5がネット販売で「1秒後に売り切れ」、ゲーマーの怒りのツイートがあふれる

  • 3

    次期米国務長官から「車にはねられ、轢かれた犬」と見捨てられたイギリス

  • 4

    日本の外交敗北──中国に反論できない日本を確認しに…

  • 5

    熱烈なBTSファンの娘に、親として言いたいこと

  • 6

    「燃える水道水」を3年間放置した自治体を動かした中…

  • 7

    マオリ語で「陰毛」という名のビール、醸造会社が謝…

  • 8

    「なぜ、暗黒物質のない銀河が存在するのか」を示す…

  • 9

    トランプが要求したウィスコンシン州の一部再集計、…

  • 10

    新型コロナが重症化してしまう人に不足していた「ビタ…

  • 1

    世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...

  • 2

    アメリカ大統領選挙、郵政公社がペンシルベニア州集配センターで1700通の投票用紙発見

  • 3

    半月形の頭部を持つヘビ? 切断しても再生し、両方生き続ける生物が米国で話題に

  • 4

    アメリカを震撼させるオオスズメバチ、初めての駆除…

  • 5

    女性陸上アスリート赤外線盗撮の卑劣手口 肌露出多…

  • 6

    アメリカ大統領選挙、ペンシルベニア州裁判所が郵便投…

  • 7

    事実上、大統領・上院多数・下院多数が民主党になる…

  • 8

    プレステ5がネット販売で「1秒後に売り切れ」、ゲー…

  • 9

    世界のワクチン開発競争に日本が「負けた」理由

  • 10

    米爆撃機2機が中国の防空識別圏に異例の進入

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

英会話特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メールマガジン登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら
World Voice

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

絶賛発売中!