ニュース速報

ビジネス

日経平均は続伸、米株先物高好感するが後半は模様眺めに

2020年09月14日(月)16時07分

東京株式市場で日経平均は続伸。前週末の米国株式市場は伸び悩んだが、週明けの時間外取引における米株先物が堅調に推移したことを好感して、相場全般は幅広く物色された。株価表示板の前を通行する男性。2020年9月14日に撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 14日 ロイター] -

日経平均<.N225>

終値      23559.30 +152.81

寄り付き    23431.16

安値/高値   23429.42─23582.21

TOPIX<.TOPX>

終値       1651.10 +14.46

寄り付き     1641.13

安値/高値    1640.53─1652.20

東証出来高(万株) 117631

東証売買代金(億円) 21982.73

東京株式市場で日経平均は続伸。前週末の米国株式市場は伸び悩んだが、週明けの時間外取引における米株先物が堅調に推移したことを好感して、相場全般は幅広く物色された。ただ、自民党総裁選を見極めたいとの見方や、今週は内外で重要イベントが多数控えるため後半は模様眺めとなり、日経平均の後場の振れ幅は上下にわずか42円66銭だった。

前週末11日の米国株式市場は、情報技術関連株などに対する買いが衰えたことで、ナスダック総合は小幅安、S&P総合500種はほぼ横ばいで取引を終えた。ダウ工業株30種はプラス圏で引けたものの、週足では3指数そろって2週連続で下落した。

一方、週明けの時間外取引における米株先物はしっかりで始まり、これが好感される形で日本株は朝方から買い優勢となった。ただ、今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)をはじめ重要日程が目白押しで、さらに、自民党総裁選挙で菅義偉官房長官が勝利し組閣が注目されるなど、見極めたい材料が多いとされ、後半は見送られた。

市場では「日本経済に影響を及ぼす中国景気の持ち直し度合いを注視したいところだが、企業業績の回復期待を背景にしたバリュー株物色を支えに、日本株は米国株に比べて底堅く推移するとみている」(野村証券・エクイティ・マーケットストラテジスト・澤田麻希氏)との声が聞かれる。

TOPIXも続伸。東証33業種は、パルプ・紙、非鉄金属、保険業、金属製品、建設業などの上昇が目立ち、値下がりは海運業などの3業種にとどまっている。東証1部の売買代金は2兆1982億7300万円だった。

個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>が商いを伴い大幅上昇となったほか、トヨタ自動車<7203.T>など主力の輸出関連株も総じてしっかり。半面、指数寄与度が大きいファーストリテイリング<9983.T>が軟調に推移した。

東証1部の騰落数は、値上がり1619銘柄に対し、値下がりが471銘柄、変わらずが83銘柄だった。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

再送-米貿易政策で景気リスク高まる、不確実性は当面

ワールド

米ロ首脳、補佐官通じ祝意交わす 対独戦勝記念で=ク

ビジネス

三井住友FG、インド大手銀行に2400億円出資 約

ビジネス

米国は最大雇用に近い、経済と労働市場底堅い=クーグ
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 2
    ついに発見! シルクロードを結んだ「天空の都市」..最新技術で分かった「驚くべき姿」とは?
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    SNSにはトップレス姿も...ヘイリー・ビーバー、ノー…
  • 5
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 6
    骨は本物かニセモノか?...探検家コロンブスの「遺骨…
  • 7
    中高年になったら2種類の趣味を持っておこう...経営…
  • 8
    教皇選挙(コンクラーベ)で注目...「漁師の指輪」と…
  • 9
    恥ずかしい失敗...「とんでもない服の着方」で外出し…
  • 10
    韓国が「よく分からない国」になった理由...ダイナミ…
  • 1
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 2
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 3
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得る? JAXA宇宙研・藤本正樹所長にとことん聞いてみた
  • 4
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 5
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 6
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 7
    古代の遺跡で「動物と一緒に埋葬」された人骨を発見.…
  • 8
    シャーロット王女とスペイン・レオノール王女は「どち…
  • 9
    日々、「幸せを実感する」生活は、実はこんなに簡単…
  • 10
    インドとパキスタンの戦力比と核使用の危険度
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 6
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 7
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 8
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中