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中国人民銀、デジタル通貨の試験で配車大手の滴滴出行と提携
2020年07月09日(木)08時52分
7月8日、中国配車サービス大手、滴滴出行(ディディ・チューシン)は、中国人民銀行(中央銀行)が推進するデジタル通貨の決済システムの試験に向け、人民銀傘下のデジタル通貨研究機関と提携したと発表した。写真は2016年6月、北京で撮影(2020年 ロイター)
[北京 8日 ロイター] - 中国配車サービス大手、滴滴出行(ディディ・チューシン)は8日、中国人民銀行(中央銀行)が推進するデジタル通貨の決済システムの試験に向け、人民銀傘下のデジタル通貨研究機関と提携したと発表した。
同社の配車アプリでの試験運用に取り組んでいるという。
同社は発表文書で「革新的金融サービスを提供する実体経済セクターの発展を支援する」という政府の方針を受け、提携が決まったと説明した。
人民銀は紙幣の印刷コスト削減やマネーサプライの管理強化に向け、独自のデジタル通貨導入の可能性を模索するため、6年前に研究チームを立ち上げた。
政府当局者は昨年、デジタル通貨の「準備がほぼ整った」としていたが、ここ数カ月は試験を実施しているものの、導入時期にはほとんど言及していない。
滴滴出行によると、同社のユーザー数は現在5億5000万人超に達している。
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