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吉利汽車、2019年は35%減益 20年は「最も困難な年」に
3月30日、中国自動車メーカーの吉利汽車は、2020年は創業以来「最も困難な年」のひとつになるとの見通しを示した。写真は上海で2019年4月撮影(2020年 ロイター/Aly Song)
[北京 30日 ロイター] - 中国自動車メーカーの吉利汽車<0175.HK>は30日、2020年は創業以来「最も困難な年」のひとつになるとの見通しを示した。新型コロナウイルスの感染拡大が生産や販売に及ぼす影響がしばらく続くため、という。
2019年の純利益は前年比35%減の81億9000万元(11億5000万米ドル)で、リフィニティブがまとめたアナリスト33人の予想平均91億4000万元を下回った。長引く販売不振が響いた。
売上高は前年比9%減の974億元。アナリスト予想は994億3000万元だった。
2019年の販売台数は136万台。2020年の販売は140万台を見込んでいる。
香港証券取引所への提出書類で同社は「新型コロナウイルス感染拡大により、サプライチェーンの寸断が深刻で、生産にも甚大な影響が及んだ。2020年の販売台数と収益力に一段の圧力がかかることを意味する」と述べた。また、現在の逆風はしばらく続くとして、2020年は創業以来最も困難な年のひとつになるとした。
吉利汽車は、親会社の浙江吉利控股集団[GEELY.UL]が2010年に米自動車大手フォード・モーター