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日経平均は反発、上海株高や円安などを好感

2020年02月04日(火)15時44分

 2月4日、東京株式市場で日経平均は反発。写真は東京株式市場で昨年1月撮影(2020年 ロイター/KIM KYUNG-HOON)

[東京 4日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反発。引き続き新型コロナウイルスによる肺炎に関して警戒感が残っているものの、上海株式市場が反発した点も株価を支える要因になったほか、為替相場が円安に振れたことが好感された。

3日の米国株式市場は上昇。注目されていた米供給管理協会(ISM)の1月製造業景気指数が50.9と、前月の47.8(改定)から改善し、昨年7月以来の高水準を記録し、市場予想の48.5を上回ったことが好感された。

一方、外為市場ではドル/円が108円台後半まで円安に振れ、これが輸出関連株の反発を促した格好となっている。日経平均は朝方こそ軟調な始まりとなったものの、2.2%安で始まった上海総合株価指数がプラス圏に浮上したことで安心感を誘い、ジリ高の展開となった。

中国株式市場の反発について市場では「中国当局が証券会社に自己勘定で売りをやらないように伝えたというニュースもあった。ある程度、当局の意向が反映されている部分もありそうだ」(運用会社)との指摘があった。

TOPIXも反発。東証33業種では、値下がりしたのは水産・農林業など4業種のみでパルプ・紙、その他金融、空運など29業種が値上がりした。東証1部の売買代金は2兆3504億4700万円と膨らんでいる。

個別では、パナソニック<6752.T>が大幅上昇。テスラ向け米電池工場が四半期ベースで初めて黒字化したと発表したことが材料視された。上方修正が好感された村田製作所<6981.T>もしっかり。ANAホールディングス<9202.T>が反発したほか、ダイトウボウ<3202.T>がストップ高比例配分となった。半面、ファナック<6954.T>がさえない。

東証1部の騰落数は、値上がり1703銘柄に対し、値下がりが386銘柄、変わらずが70銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      23084.59 +112.65

寄り付き    22881.13

安値/高値   22854.45─23118.13

TOPIX<.TOPX>

終値       1684.24 +11.58

寄り付き     1667.25

安値/高値    1666.59─1685.96

東証出来高(万株) 127663

東証売買代金(億円) 23504.47

ロイター
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