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日経平均は3日ぶり反落、利益確定売り 東証1部売買代金は連日の2兆円割れ

2019年11月19日(火)15時56分

 11月19日、東京株式市場で日経平均は3日ぶり反落した。米国株式市場が最高値を更新したものの、利益確定売りが先行し、前日の上げ幅を帳消しにした。買い材料も乏しく、東証1部の売買代金は節目の2兆円を連日で割り込んだ。写真は都内で昨年9月撮影(2019年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 19日 ロイター] -

東京株式市場で日経平均は3日ぶり反落した。米国株式市場が最高値を更新したものの、利益確定売りが先行し、前日の上げ幅を帳消しにした。買い材料も乏しく、東証1部の売買代金は節目の2兆円を連日で割り込んだ。

前日の米国株式市場では主要3指数がわずかに上昇し最高値を連日更新した。中国の華為技術(ファーウェイ)に対する米国製品の禁輸措置の猶予期間を再び90日間延長したことが好感された一方、中国政府が米国との通商合意を巡り悲観的なムードになっているとのCNBCの報道もあり、米中通商合意を巡るまちまちのニュースを受け、様子見の展開となった。

東京市場では朝方から利益確定売りが先行。前場は中国株の堅調推移や為替をにらんでマイナス幅を縮小したが、午後はしばらく2万3300円台前半を中心に膠着した。きょう海外時間に公表される10月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を見極めたいとのムードも強まった。大引けにかけては下げ幅をやや拡大させ、きょうの取引を終えた。

TOPIXも反落。東証33業種では、非鉄金属、ゴム製品、鉱業などが値下がり率上位となった。一方、医薬品、不動産業、その他金融業などは買われた。「全体的に見送りムードが強い中で、外部環境に左右されにくい銘柄が物色されている」(SBI証券・シニアマーケットアドバイザーの雨宮京子氏)という。

個別銘柄では、ヤフーを傘下に持つZホールディングス(HD)<4689.T>が大幅反落し、東証1部の値下がり率トップとなった。下げ幅は一時10%超拡大し、経営統合が報じられる前の水準となった。市場からは「高値で保有していた投資家のヤレヤレ売りがかさんだ」(国内証券)との声が出ていた。

東証1部の騰落数は、値上がりが888銘柄に対し、値下がりが1163銘柄、変わらずが101銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      23292.65 -124.11

寄り付き    23366.36

安値/高値   23244.93─23389.53

TOPIX<.TOPX>

終値       1696.73 -3.99

寄り付き     1696.86

安値/高値    1691.02─1700.51

東証出来高(万株) 120408

東証売買代金(億円) 19674.34

ロイター
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