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ユーロ圏鉱工業生産、9月は予想に反して小幅増加

2019年11月13日(水)20時12分

 11月13日、欧州連合(EU)統計局が発表した9月のユーロ圏鉱工業生産指数は、前月比0.1%上昇した。市場の予想(0.3%低下)に反して8月(0.4%上昇)に続き2カ月連続の上昇となった。写真はドイツ鉄鋼メーカー、ザルツギッターの製鉄所。2015年3月17日撮影、ザルツギッターで撮影(2019年 ロイター/Fabian Bimmer)

[ブリュッセル 13日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が発表した9月のユーロ圏鉱工業生産指数は、前月比0.1%上昇した。市場の予想(0.3%低下)に反して8月(0.4%上昇)に続き2カ月連続の上昇となった。7月の0.5%の低下を相殺した格好だ。ドイツやイタリアの落ち込みをフランスやオランダの増加が補った。

前年比では1.7%低下。市場予想は2.3%低下だった。

9月の鉱工業生産は、前期比0.2%増となった第3・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値の内容ともおおむね一致する。[nL3N27G3MC]GDPの確報値は14日に発表される。

食品などの非耐久消費財の生産は9月に1.0%増加した。一方、自動車や家電などの耐久財は0.7%減少した。

世界的な貿易摩擦の影響で、輸出依存度が高いドイツの製造業セクターの生産は1.0%減少。9月までの6カ月のうち、4カ月で減少している。

ロイター
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