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金融面での多国間協調主義は維持されている━仏中銀総裁=新聞
10月14日、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は、仏フィガロ紙とのインタビューで、世界的に貿易摩擦が激化するなか、金融面での多国間協調主義は維持されているとの見方を示した。写真は会見する同総裁。2016年9月にベルリンで撮影(2018年 ロイター/Axel Schmidt)
[パリ 14日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は14日、仏フィガロ紙とのインタビューで、世界的に貿易摩擦が激化するなか、金融面での多国間協調主義は維持されているとの見方を示した。また、国際通貨基金(IMF)の世界経済の成長率見通しが楽観的過ぎるとは思わないと語った。
国際通貨基金(IMF)の運営方針を決める国際通貨金融委員会(IMFC)は13日、競争的な通貨切り下げを回避し、自国の利益のために為替レートを目標にしないとする声明を発表した。
ビルロワドガロー氏は「多国間の相互自由貿易は危機にあるが、金融や財政面での多国間協調主義は維持されている」と語った。
IMFが2018・19年の世界経済の成長率見通しをともに3.7%としていることについて、楽観的過ぎるかとの質問には「この見通しはわれわれの見通しと一致している」とし、「それを踏まえた上でリスクは明らかに高まっている」と述べた。