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ドルは113円後半、一時114円台に再度乗せ高値圏で推移
10月2日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅安の113円後半。日中は一時114円台へ再度乗せるなど、11カ月ぶり高値圏で底堅い動きが続いた。写真は昨年6月撮影(2018年 ロイター/Dado Ruvic)
[東京 2日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅安の113円後半。日中は一時114円台へ再度乗せるなど、11カ月ぶり高値圏で底堅い動きが続いた。
前日海外時間に114.06円まで上昇、昨年11月9日以来の高値を付けたドルは、東京市場でも堅調。午後3時過ぎに113.77円まで小幅に調整したが、すぐに114円を回復した。
市場では、前日にカナダと米国が北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で合意したことが、引き続き安心感をもたらしている。「NAFTAが維持できなければ米中貿易戦争を大きく上回る混乱を引き起こす懸念があった」(証券)といい、今回の合意で「米中貿易協議も良い結果が得られるのではないかとの望みが持てる」(外銀)との期待感も浮上しているという。
きょうのカナダドル/円は89円付近。8カ月ぶり高値圏で堅調だった。
もっとも、この日のアジア株式市場では、香港や台湾、韓国などが軟調。一時200円超の上昇となった日経平均が、引けにかけて一時マイナス圏へ下落すると、円がやや強含みとなった。
前日海外で売られたユーロは1.15ドル半ばまで下げ幅を拡大。1カ月ぶり安値を更新した。市場では引き続き、イタリアの予算編成と国債金利・株式市場の反応が関心を集めている。
ドル/円
午後3時現在 113.80/82 1.1545/49 131.41/45
午前9時現在 113.94/96 1.1575/79 131.91/95
NY午後5時 113.91/94 1.1576/80 131.88/92
*見出しを修正しました。
(為替マーケットチーム)