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米長短金利差の縮小、景気後退リスクの高まり示唆か=SF連銀

2018年08月28日(火)04時04分

The Federal Reserve building is pictured in Washington, DC, U.S., August 22, 2018. REUTERS/Chris Wattie - RC16A0C01E20

[サンフランシスコ 27日 ロイター] - サンフランシスコ地区連銀は27日、米国の短期債と長期債の利回り格差が縮小している状況について、景気後退(リセッション)リスクの高まりを示している可能性があるとの見解を示した。

複数の米連邦準備理事会(FRB)当局者は、利上げ終了を主張する理由として利回り曲線の平坦化に言及している。歴史的に見ると、短期債と長期債の利回り逆転に続き景気後退が起きているため。

連銀はエコノミックレターで、3カ月物と10年物の利回り格差を分析。景気後退を予測するためのデータなどを踏まえると、「最近の利回り曲線動向は景気後退リスクが上昇している可能性があることを示している」と指摘。

ただ、「利回り曲線の平坦化に景気後退が差し迫っている兆候はない」とし、その理由として長期債利回りがなお短期債を上回っていることを挙げた。

27日の取引で、米10年債利回りは3カ月債利回りより0.75%ポイント高い水準。連銀は、実際に利回り逆転が起きるには「十分な」開きがあるとの見方を示した。

ロイター
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