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米消費者1年先インフレ期待、7月は約3%で前月から変わらず=NY連銀

2018年08月14日(火)07時15分

[ニューヨーク 13日 ロイター] - 米ニューヨーク(NY)連銀の7月の消費者調査によると、1年先のインフレ期待は2.98%と前月の3%からほぼ変わらず。一方、3年先のインフレ期待は2.88%に低下し、2月以来の低水準となった。

1年先のインフレ期待は3%近辺にとどまったものの、住宅やガソリン価格、医療費は今後1年で下落すると予想された。

向こう1年の労働市場の状況については、引き続き堅調になるとの見方が示された。

賃金の伸びを示す指数は2.4%と、前月の2.7%から低下。一方、家計所得の伸びを示す指数は2.7%から2.8%に上昇した。

税金が増加するとの期待を示す指数は2.2%と、5カ月連続で上昇。2月時点では1.5%の低水準にあった。

株式市場の先行きについては、1年先に上昇しているとの予想が40.3%で、2016年10月以来最も低い水準となった。

また、国の財政赤字の伸び率は6.9%と、6月の6.6%から上昇。前年同月は4.9%だった。

NY連銀は調査を外部機関に委託。約1200人の世帯主を対象に実施された。

上向くインフレ動向と堅調な労働情勢を背景に、米連邦準備理事会(FRB)は今年あと2回利上げを実施する可能性がある。9月25・26日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、25ベーシスポイント(bp)の利上げが実施されるとの見方が大勢。

※内容を追加します。

ロイター
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