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サウジSWF、テスラ非公開化の資金提供に関心示さず=関係筋

2018年08月13日(月)08時10分

 8月11日、関係筋によると、サウジアラビアの政府系ファンド(SWF)「パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)」は、米電気自動車(EV)大手テスラの非公開化で資金を提供することに現時点で関心を示していない。写真はロゴ、ロサンゼルスで2日撮影(2018年 ロイター/Lucy Nicholson)

[ドバイ/リヤド/ロンドン 11日 ロイター] - 関係筋によると、サウジアラビアの政府系ファンド(SWF)「パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)」は、米電気自動車(EV)大手テスラの非公開化で資金を提供することに現時点で関心を示していない。

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は7日、ツイッターへの投稿で、テスラを1株当たり420ドルで非公開化することを検討中だと明らかにし、「資金は確保した」と述べていた。

関係筋によると、PIFはテスラの株式5%弱を取得している。このほか、ソフトバンクグループ<9984.T>のビジョン・ファンドに5年で450億ドルを出資するなど、IT(情報技術)分野に積極的に投資しており、アナリストの間ではテスラの株式非公開化でPIFが資金を提供する可能性があるとの見方が出ていた。

しかし、PIFの戦略に詳しい関係筋は、同ファンドが現時点でテスラの非公開化に向けた資金調達に関わっていないことを明らかにした。

別の関係筋も、PIFは現時点で非公開化計画に参加しておらず、ソフトバンクの意見を求めずにそうした投資を行うことはないと述べた。

ロイターは8日、ソフトバンクは現時点でテスラへの投資を模索していないと報じた。

ロイター
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