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トランプ米大統領、FRBの利上げを再度批判 「米国の競争力奪う」

2018年07月21日(土)01時11分

7月20日、トランプ米大統領は利上げが米国の競争力を奪い、米経済に打撃を与える可能性があるとして、FRBの金融政策をあらためて批判した。写真は7月18日、ワシントンで撮影(2018年 ロイター/Leah Millis)

[ワシントン 20日 ロイター] - トランプ米大統領は20日、利上げが米国の競争力を奪い、米経済に打撃を与える可能性があるとして、連邦準備理事会(FRB)の金融政策をあらためて批判した。

トランプ大統領はツイッターへの投稿で、利上げによって「ドルが強くなる」一方、欧州連合(EU)と中国が通貨を操作していると批判。「例のごとく、公平な競争の場ではない」と述べた。

さらに、「金融引き締めはこれまでわれわれが成し遂げてきたことをすべて台無しにする」とした上で、「米国は不正な通貨操作や質の悪い貿易協定によって失ったものを取り返すことが許されるべきだ」と述べた。

トランプ大統領の投稿を受け、ドルはユーロや人民元、円に対して下げ幅を拡大した。

トランプ大統領は前日にも、FRBの利上げについて「満足には感じていない」と語り、批判していた。

セントルイス地区連銀のブラード総裁は20日、FRBはトランプ大統領の米金融政策を巡る発言に影響を受けることはなく、議会により定められている責務の達成に注力していると述べた。

同総裁は「連邦公開市場委員会(FOMC)は米経済のためにインフレを低水準に抑え、最大雇用を達成する責務を負っている。大統領や他の政治家はコメントすることはできるが、これらの責務の達成に向け最善の措置をとることに努めるのはFOMCとなる」と述べた。

*内容を追加します。

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