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メラノックス、取締役指名巡り物言う株主と近く合意=関係筋
6月17日、イスラエルと米国に拠点を置く半導体・電子機器メーカー、メラノックス・テクノロジーズは、取締役会のメンバーについて、物言う株主のスターボード・バリューと近く合意する見通しだ。写真はメラノックスのロゴ。イスラエルのヨクネアムで2016年7月撮影(2018年 ロイター/Ronen Zvulun)
[ニューヨーク 17日 ロイター] - イスラエルと米国に拠点を置く半導体・電子機器メーカー、メラノックス・テクノロジーズ
メラノックスは、5月に行った臨時株主投票で企業統治の見直しを承認したことを受け、株主による取締役選任方法に変更が生じた。
関係筋によると、メラノックスは早ければ週内にもスターボードとの合意を発表する可能性があり、そうなれば7月25日に予定する株主総会での委任状争奪戦は回避される見通しとなる。
スターボードは昨年11月、メラノックスの株式約11%を取得したことを明らかにしている。
関係筋によると、両社の合意ではスターボードが推す8人の候補から2人が取締役に指名されるほか、3人目についても後日合意する見通しだ。取締役の人数は11人から増やさない方針という。
取締役に指名される人物は特定できていない。関係筋によると、メラノックスのアーウィン・フェーダーマン会長が取締役にとどまる一方、スターボードが候補の1人に挙げていた同社ポートフォリオマネジャーのピーター・フェルド氏は指名されない見込み。
両社の合意には、メラノックスと同社取締役を少なくとも1年間支持することをスターボードに求めたスタンドスティル条項も盛り込まれているという。
メラノックスはコメントを控えた。スターボードのコメントは取れていない。
メラノックスの株価は年初来30%超上昇しており、前週末15日の引け時点で時価総額はおよそ45億ドルとなった。
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