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NAFTA再交渉、墨加が楽観的見方示す 閣僚級会合は未定
[ニューヨーク/メキシコ市 17日 ロイター] - 北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉協議についてカナダのトルドー首相は17日、「前向き」に感じていると述べたほか、メキシコのグアハルド経済相は今月末までに妥結する可能性があるとの見方を示した。
トルドー首相はニューヨークのエコノミック・クラブで「米国と数多くの事項について討議を行ってきた。今朝もワシントンでカナダの交渉担当者が協議に臨んでいるが、正直に言ってかなり良好な事案が討議されている」と述べた。
そのうえで協議は最終局面に入っているとし 「これについて前向きに感じている」と述べた。
カナダ政府報道官は、フリーランド外相が17日中にワシントンに向かうと明らかにしている。
メキシコの実務レベルの交渉担当官も現在ワシントン入りしているが、米国、カナダ、メキシコの3カ国の閣僚級会合の日程は決まっていない。
メキシコのグアハルド経済相は「来週までに条件が設定されれば、5月末までの妥結を阻むものはなくなる」とし、今月末までに妥結する可能性はあると指摘。ただ、何も合意が得られなければ、協議は7月1日に予定されているメキシコ大統領選挙後にもつれ込むとの見方を示した。
同経済相はこのほかツイッターで、「メキシコの雇用喪失につながる可能性のあるいかなる結果も容認できない」と述べている。
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