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日産インフィニティ、中国販売を5年以内に3倍超目指す=幹部
4月19日、日産自動車の高級車部門「インフィニティ」事業を担当するローランド・クルーガー専務執行役員は、中国でのインフィニティの販売台数を「5年以内に少なくとも3倍にしたい」と述べた。北京でインタビューに応える同専務執行役員。18日撮影(2018年 ロイター/Jason Lee)
[北京 19日 ロイター] - 日産自動車<7201.T>の高級車部門「インフィニティ」事業を担当するローランド・クルーガー専務執行役員は、中国でのインフィニティの販売台数を「5年以内に少なくとも3倍にしたい」と述べた。北京でインタビューに応えた。
4種類の新型モデルを投入するほか電気自動車(EV)へのシフトを進め、昨年は4万8000台だった年間販売台数を約15万台に伸ばすとしている。
クルーガー氏によると、昨年の中国での高級車販売はおよそ250万台で、急速に拡大しているものの国内市場全体の10%以下にとどまっている。この割合は米国では約12%、ドイツは30%で、「中国はわれわれにとって大きく伸びる可能性を秘めている」と述べた。
インフィニティは2021年から全てEVか「e-POWER(イーパワー)」と呼ばれるハイブリッドモデルになると説明した。また2025年までに世界全体で販売台数の半分以上がEVになるとの見通しを示した。
インフィニティによれば、昨年の中国で販売された新エネルギー車(EV商用車を除く)は46万─47万台だった。
クルーガー氏は「目を見張るような伸びだ。今年はEVの販売が100万台になる可能性がある。これはほぼ2倍の水準だ」と語った。
インフィニティは5年以内に中国で6車種を生産する計画。現在はスポーツ多目的車(SUV)「QX50」のほかに、プレミアムスポーツセダン「Q50」のロングホイールベースモデル「Q50─L」を生産している。