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欧州市場サマリー(21日)
[21日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 反落して取引を終えた。小売り株が売られ全体水準を押し下げた。
衣料小売りのモス・ブロス
日曜大工用品小売り、キングフィッシャー
そのほか、衣料小売り大手ネクスト
1月と2月にほぼ横ばいだったFT350種小売株指数<.FTNMX5370>は3月に入ってから約9%低下している。英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる国民投票後につけた安値以来の低水準だ。中型株を含むFTSE350種指数<.FTLC>は3月に約3%低下しており、小売り株の値下がりの方が著しいことが分かる。
この日はまた、英国の11─1月の賃金の伸びが2年半近くぶりの大幅なプラスとなったことでポンドが0.5%ポイント近く上昇し、ドルで収益を上げる大手企業や輸出銘柄の重しとなった。たばこ大手のブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)
一方、中型株では不動産投資信託(REIT)のハマーソン
ロンドン株式市場:[.LJP]
<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。貿易紛争をめぐる懸念が相場の重しとなったほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え投資家は慎重な姿勢だった。
トランプ米大統領が鉄鋼・アルミニウムの輸入制限を発表して以来、世界的な貿易紛争への懸念が耐えない。中国が報復措置を計画しているとするこの日の報道を受け、欧州株式相場は一時、急落した。
ただ一次産品銘柄が値上がりしたことで欧州株は取引時間中の最安値からは下落幅を圧縮して取引を終えた。
STOXX欧州600種資源株指数<.SXPP>は1.73%上昇。金属価格が持ち直したことが追い風となった。石油・ガス株指数<.SXEP>は1.31%上昇。米原油在庫が予想外に減ったことで原油価格が6週間ぶりの高値に上ったことが買い材料となった。
アセンド・マーケッツのリサーチアナリスト、ヘンリー・クロフト氏は「今日の一大イベントはFRBの会合だ。最大の注目点はフォワードガイダンスだ。声明の文言や、タカ派的なニュアンスがあるか、政策当局者が利上げを今年3回ではなく4回やることに傾いているかどうか、などだ」と述べた。
欧州株式市場:[.FJ]
<ユーロ圏債券> 米連邦準備理事会(FRB)がこの日までの2日間の日程で開催している連邦公開市場委員会(FOMC)で今年初めてとなる利上げを決定するとの観測のなか、国債利回りが上昇した。
英国の雇用関係の統計が力強かったことを受け、イングランド銀行(英中央銀行)も利上げを実施する可能性があるとの見方が台頭。欧州中央銀行(ECB)が出遅れるとの見方から、米独の2年債利回り格差は21年ぶりの水準近辺に拡大した。
米2年債利回り
ダイワ・キャピタル・マーケッツの経済調査部門責任者、クリス・シクルナ氏は、「ユーロ圏経済はしっかりしているが、米国に数年遅れをとっている」と指摘。「FRBが金融政策を正常化させるのに何年かかったかを考えると、ECBが緩慢にしか動けない理由は理解できる」と述べた。
ドイツはこの日、24億4700万ユーロの10年債の入札を実施。入札後、独10年債
ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]