[7日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 3営業日続伸して取引を終えた。航空・防衛大手ロールスロイス<RR.L>が買われ全体水準を押し上げた。

ロールスロイスは11.5%上昇した。2017年の決算は、業績改善計画が奏功し、利益が市場予想を上回った。

一方、ブックメーカー(賭け業者)のパディパワー・ベットフェア<PPB.L>は3.4%下落した。通期決算で業績見通しを引き下げたことが売り材料となった。

広告代理店大手WPP<WPP.L>は3.9%下落し、FT100種で最も大幅に下落した。米日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)<PG.N>が向こう3年間で広告費を12億5000万ドル削減するとの報道が嫌気された。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> 続伸して取引を終えた。合併・買収(M&A)への期待が相場を押し上げた。

米国で国家経済会議(NEC)のゲーリー・コーン議長が辞任を表明したことを受け米国株式相場が下落し、STOXX欧州600種指数<.STOXX>も当初、連れ安となったが、その後は持ち直して取引を終えた。コーン氏はトランプ大統領の保護主義志向を抑える歯止め役とみなされていた。

フランスの自動車大手ルノー<RENA.PA>は5.6%上昇した。日産自動車<7201.T>が、フランス政府が保有するルノー株15%の大半を買い取る方向でルノーと協議しているとの報道が材料視された。STOXX欧州600種自動車・部品株<.SXAP>は0.61%上昇した。

フランスの空港運営会社ADP<ADP.PA>は6.1%上昇した。フランス政府が、ADPの保有株50.6%を全て売却し民営化する方針だとする報道が買い材料となった。ADPの株を8%保有しており、保有率を高めたい意向を示してきたフランスの建設企業ヴァンシ<SGEF.PA>は0.4%上昇した。

アイルランドの製紙企業スマーフィット・カッパ<SKG.I>は前日に続き買われ、6.3%高となった。同社は前日、米同業インターナショナル・ペーパー<IP.N>から受けていた80億ユーロの買収提案を拒否。今後のM&A展開への期待が高まり株価が上がった。この日は1株あたり40ユーロの買収提案で協議を進める意向があるとする報道が材料視された。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> 国債利回りが低下。米国が欧州製品を含む輸入品に関税をかけた場合、その影響で欧州中央銀行(ECB)は金融緩和の解除が思うように進められなくなるとの見方が広がった。

トランプ米政権内で保護主義の台頭に対する防波堤ともなっていたコーン国家経済会議(NEC)委員長が辞任したことで、市場では、政権が今後さらに保守主義に傾き、世界的な貿易戦争へ発展するのではないかとの声が聞かれた。

DZ銀のアナリストは「世界的な通商戦争が欧州の経済成長に影を落とし、成長鈍化などにつながった場合、ECBは緩和縮小ペースの減速を余儀なくされるかもしれない」と述べた。

域内の国債利回りは概ね2-5ベーシスポイント(bp)低下。ドイツ10年債利回り<DE10YT=TWEB>は一時0.647%に低下し、その後ほぼ横ばいの0.65%で推移。

南欧債はアウトパフォームし、利回りは3-7bp低下。ポルトガル10年債利回り<PT10YT=TWEB>は一時1.837%と約1カ月ぶりの水準に低下した。

10年物のイタリア・ドイツ国債利回りの格差は縮小傾向。ベルルスコーニ元首相は地元紙とのインタビューで、自身が率いる「フォルツァ・イタリア」とともに中道右派連合を構成する欧州連合(EU)懐疑派「同盟」のサルビーニ党首による政権樹立への取り組みを支援する用意があると述べたが、スプレッドなどへの影響は限定的だった。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]

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