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欧州市場サマリー(27日)

2017年11月28日(火)05時12分

[27日 ロイター] - <為替> 主要6通貨に対するドル指数<.DXY>が下落。米税制改革の行方や翌28日に上院銀行委で開かれるパウエル氏の次期連邦準備理事会(FRB)議長指名公聴会を見守る展開。ドル/円は111円近辺での取引。

外為市場:[USD/J]

<ロンドン株式市場> 続落して取引を終えた。

米国の供給増見通しで原油相場が、中国での需要低迷で金属相場がそれぞれ落ち込み、相場の重しとなった。

鉱業のアントファガスタは3.4%安。同業のアングロ・アメリカン、フレスニロも、ともに2%超下げた。

一方、ヘルスケア関連株は最も好調だった。医薬品のグラクソ・スミスクラインは1.8%高。株式の高利回り、割安感からUBSが「買い」に格上げしたのが好感された。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> 下落して取引を終えた。スイス金融大手、ジュリアス・ベアは最高経営責任者(CEO)が突然辞任してプライベート・バンクに移ったことで6%超下げ、金融株を押し下げた。資源関連株も相場下落で低調だった。ジュリアス・ベアでのCEO辞任劇に関し、アナリストは顧客の資産も一緒に移ってしまう可能性があると懸念を示した。

今年好調なハイテク株指数も0.7%下落。ドイツ銀行の株式ストラテジストは2018年はユーロ圏の成長機運がやや落ち込むと指摘。安定銘柄や債券の代わりになり得る銘柄に買いが集まるとしている。

フランスの信用保険、ユーラーヘルメスの買収で合意したドイツ保険大手のアリアンツは0.7%安。アナリストは、約18億5000万ユーロに上る買収費用が高価に映るのではとの見方を示した。ユーラーヘルメス株は20%急騰した。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> ドイツ政局の行き詰まり打開に受けた動きがリスク選好を押し上げ、ユーロが値上がりするなか、南欧などの国債利回りが低下した。

ドイツのメルケル首相が率いるキリスト教民主同盟(CDU)の幹部は26日、ドイツ社会民主党(SPD)との大連立を模索することで合意した。

スペインやイタリア、ポルトガルの10年債利回り はそれぞれ3━4ベーシスポイント(bp)低下した。

スペイン10年債利回りは一時、5bp下がって1.447%と2週間半ぶり水準を記録、ドイツ10年債との利回り差は109bp付近と、24日終盤の114bp付近から縮小した。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]

ロイター
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