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米ベイン、アサツーDKのTOB期間延長を検討

2017年11月03日(金)15時55分

 11月2日、米投資ファンドのベインキャピタルは、アサツーディ・ケイ(DK)の株式公開買い付け(TOB)の期間を約1週間延長することを検討している。写真はベインキャピタルのロゴ、都内で9月撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 2日 ロイター] - 米投資ファンドのベインキャピタルは、アサツーディ・ケイ(DK)<9747.T>の株式公開買い付け(TOB)の期間を約1週間延長することを検討している。

ベインキャピタルのアジア部門代表、David Gross-Loh氏がロイターに語った。

ベインキャピタルは15日までTOBを行っているが、金融規制の順守を理由にTOB期間を21日に延期することを検討している。ただ、1株3660円という買い付け価格は最終決定で、変更するつもりはないと明らかにした。

アサツーDKの筆頭株主で約25%を保有する英広告代理店大手WPPや他の株主は、ベインキャピタルによるTOBについて、アサツーDKの企業価値を大幅に過小評価しているとして反対している。

WPPはアサツーDKとの資本業務提携の解消を巡り法廷で争う見通しになった。WPPは2日、東京地裁などに対して、アサツーDKによる提携解消は無効であることを確認する申し立てを行うと明らかにした。

アサツーDKは先月、WPPとの資本・業務提携の解消を発表。WPPに対して、保有する同社株をベインキャピタルに売却することを要請した。

ロイター
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