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ドル/円が一時3カ月ぶり高値、衆院選結果受け=NY市場

2017年10月24日(火)06時43分

 10月23日、終盤のニューヨーク外為市場は、衆院選の結果を受けアベノミクスや日銀の超金融緩和が続くとの見方が広がり、ドルは対円でアジア時間に一時、114.10円と約3カ月ぶりの高値をつけた。写真は1万円札とドル紙幣、2013年2月撮影(2017年 ロイター/Shohei Miyano)

[ニューヨーク 23日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場は、衆院選の結果を受けアベノミクスや日銀の超金融緩和が続くとの見方が広がり、ドルは対円でアジア時間に一時、114.10円と約3カ月ぶりの高値をつけた。

直近では0.1%高の113.69円。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は、2週間半ぶりの高値付近で推移した。直近で0.22%高の93.910、取引時間中に94.017の高値をつけた。

米連邦準備理事会(FRB)次期議長の政策姿勢は、タカ派色を増すとのうわさが広がる。減税期待も再燃しドルの追い風となったほか、米2年債利回りは一時、1.589%と9年ぶりの水準付近に上昇した。

ドイツ銀行で世界為替戦略部門の共同責任者を務めるアラン・ラスキン氏は、FRB議長人事や財政を巡り、米債券利回りが上昇していると指摘した。

トランプ大統領はこの日、FRBの次期議長人事について、決定に「非常に近づいている」と記者団に述べた。

米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したデータを基にロイターが算出したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(17日までの1週間)によると、ドルの売り越し額が減少し、過去1カ月あまりで最低となった。

ユーロは対ドルで0.4%安の1.17420ドル。 カタルーニャ自治州を巡る混乱に対するスペイン政府の対応に懸念が広がっている。

欧州中央銀行(ECB)理事会を26日に控え、ユーロの上値は重い。ECBはよりタカ派色が濃い姿勢を打ち出す一方、引き締めを急がない考えも示唆するとみられている。

ドル/円 NY終値 113.42/113.45

始値 113.89

高値 113.93

安値 113.25

ユーロ/ドル NY終値 1.1747/1.1751

始値 1.1743

高値 1.1763

安値 1.1726

ロイター
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