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米新規失業保険申請件数、予想ほど減少せず 引き締まりは継続

2017年03月31日(金)00時44分

3月30日、25日までの週の新規失業保険申請件数は前週比3000件減の25万8000件となった。写真は2012年5月、ロサンゼルスの就職フェアで撮影(2017年 ロイター/David McNew/File Photo)

[ワシントン 30日 ロイター] - 米労働省が発表した25日までの週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比3000件減の25万8000件となった。減少したものの予想の24万8000件は上回り、労働市場の引き締まりは継続しているものの幾分勢いが鈍った可能性があることが示唆された。

前週の数字は当初発表から変更はなかった。申請件数が節目となる30万件を下回るのは108週連続で、労働市場の規模が現在よりも小さかった1970年代以来最長となる。米経済は現在は完全雇用をほぼ達成した可能性がある。

労働省のアナリストによると、今回の申請件数に影響を及ぼすような特殊要因はなかった。推計値を使ったのはルイジアナ州とハワイ州のみだった。

申請件数の4週移動平均は前週比7750件増の25万4250件。

2週間以上手当てを受けている失業保険受給者の総数は18日までの週で6万5000件増の205万件。4週間平均は1250件減の203万件だった。

受給者総数の統計は3月の雇用統計に含まれる失業率の情報収集期間にあたる。4週間平均は2月から3月にかけて3万1000件減少しており、失業率が幾分改善する可能性がある。

ロイター
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