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ウィール英中銀委員、PMIの大幅低下受けスタンスが変化
7月26日、イングランド銀行(英中銀)金融政策委員会のウィール委員は、英紙フィナンシャル・タイムズのインタビューで、7月の英購買担当者景気指数が予想よりはるかに悪かったことを受けて景気に対する見方が変わったと明らかにした。写真はロンドンで6月撮影(2016年 ロイター/Phil Noble)
[ロンドン 26日 ロイター] - イングランド銀行(英中銀)金融政策委員会(MPC)のウィール委員は、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)のインタビューで、7月の英購買担当者景気指数(PMI)が予想よりはるかに悪かったことを受けて景気に対する見方が変わったと明らかにした。
ウィール委員は1週間前、利下げを支持するにはより明確な証拠が必要と述べていた。
欧州連合(EU)離脱が決まってから2回目となる次回8月4日の政策決定会合で、利下げを支持するかは明らかにしなかった。
ウィール委員はFTに、PMIを受けて景気に対する見方が変わったとし、「これらのデータが7月12日以降、つまり英国のEU離脱決定直後のショックが収まった後に集められたという点は重要だ。先週求めていたように新たな情報を手にし、明確なシグナルはなかったが、そうしたシグナルはいつまで経ってもみることはできない」と語った。
英中銀は7月、2009年以来となる利下げを見送り市場を驚かせた。ただ議事要旨は、委員の大半が景気支援のため8月に対策を講じることを支持することを示唆している。
ウィール委員は8月の会合後、6年の任期を終了し退任する。