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16年路線価、8年ぶり上昇に転じる 全国平均+0.2% 

2016年07月01日(金)11時11分

 7月1日、国税庁が発表した2016年分の路線価(1月1日時点)は、全国平均で前年比0.2%上昇となり、2008年以来、8年ぶりの上昇に転じた。前年は同0.4%下落だった。東京、大阪、名古屋など大都市圏が上昇をけん引している。写真は都内で3月撮影(2016年 ロイター/Thomas Peter)

[東京 1日 ロイター] - 国税庁が1日発表した2016年分の路線価(1月1日時点)は、全国平均で前年比0.2%上昇となり、2008年以来、8年ぶりの上昇に転じた。前年は同0.4%下落だった。東京、大阪、名古屋など大都市圏が上昇をけん引している。

47都道府県のうち、上昇したのは14都道府県。昨年は10都府県だったが、新たに北海道、広島県、福岡県、熊本県が上昇に転じた。

上昇率が最も大きかったのは東京都(2.9%)で、次いで宮城県(2.5%)、福島県(2.3%)の順。東京都の前年の上昇率は2.1%だった。

都道府県庁所在地の最高路線価を見ると、上昇は25都市と前年の21都市から拡大。下落したのは5都市で、前年の12都市から大きく減少した。横ばいだったのは17都市だった。路線価のトップは東京都の銀座中央通りで、31年連続で最高となった。

上昇率のトップは大阪市の御堂筋で前年比22.1%上昇、次いで東京都の銀座中央通りの同18.7%上昇、京都市の市場通の同16.9%上昇の順となっている。

= 都道府県庁所在地都市の最高路線価 =

= 1平方メートルあたり、単位万円、カッコ内は前年比上昇率   =

1:東京都中央区銀座5丁目 銀座中央通り         3200(18.7%)

2:大阪市北区角田町 御堂筋               1016(22.1%)

3:名古屋市中村区名駅1丁目 名駅通り           840(14.1%)

4:横浜市西区南幸1丁目 横浜駅西口バスターミナル前通り  781( 9.5%)

5:福岡市中央区天神2丁目 渡辺通り            560(12.0%)

ロイター
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