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米国株は一服商状、素材・銀行株が安い
5月26日、米国株式市場はほぼ横ばいで終えた。過去2日大きく値上がりしていたこともあり、この日は上昇一服となった。NY証券取引所で3月撮影(2016年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 26日 ロイター] - 米国株式市場はほぼ横ばいで終えた。過去2日大きく値上がりしていたこともあり、この日は上昇一服となった。素材や銀行など景気敏感株が売られ、ディフェンシブ銘柄の上昇を打ち消した。
S&P総合500種は、素材株指数<.SPLRCM>が1.1%低下する一方で公益株指数<.SPLRCU>が同じく1.1%上昇し、全体はおおむね横ばいとなった。
ラーデンバーグ・サルマン・アセット・マネジメントのフィル・ブランカト最高経営責任者(CEO)は「相場が大きく上昇した後だけに、買いの勢いが鈍った。鍵となる次の指標の発表待ちの状態だ」と話した。
ハイテク株ではアップル
ディスカウント小売りではダラー・ゼネラル
ティーン向けアパレルのアバクロンビー・アンド・フィッチ
前日に四半期決算を発表した会員制倉庫型ストアのコストコ・ホールセール
米連邦準備理事会(FRB)が早ければ6月にも追加利上げに踏み切るとの観測をめぐり、今週に入って投資家の間では安心感が広まった。利上げは米景気の改善を反映したものになるとの受け止め方が強まったため。
FRBのパウエル理事は26日の講演で、景気拡大と労働市場の引き締まり継続が指標で確認されれば、「かなり早期に」利上げを行う可能性があるとの認識を示した。
一方、米商務省がこの日発表した4月の耐久財受注統計は全体が前月比で増加した半面、民間設備投資の先行指標とされる非国防資本財から航空機を除いたコア受注は減少し、製造業は本格的な回復からほど遠いことが示された。
トムソン・ロイターのデータによると、米取引所の合計出来高は約58億株で、過去20営業日平均の72億株を大きく下回った。
騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所が上げ1552で下げ1449と上げ銘柄数が下げ銘柄数を上回り、ナスダックは下げ1507で上げが1269と下げが上げを上回った。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 17828.29 -23.22 -0.13 17859.52 17888.66 17803.82 <.DJI>
前営業日終値 17851.51
ナスダック総合 4901.77 +6.88 +0.14 4897.78 4909.38 4887.27 <.IXIC>
前営業日終値 4894.89
S&P総合500種 2090.10 -0.44 -0.02 2091.44 2094.30 2087.08 <.SPX>
前営業日終値 2090.54
ダウ輸送株20種 7722.69 -21.02 -0.27 <.DJT>
ダウ公共株15種 655.29 +6.98 +1.08 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 691.58 +2.11 +0.31 <.SOX>
VIX指数 13.43 -0.47 -3.38 <.VIX>
S&P一般消費財 626.40 +1.28 +0.20 <.SPLRCD>
S&P素材 295.51 -3.28 -1.10 <.SPLRCM>
S&P工業 482.73 -1.02 -0.21 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 541.10 +1.79 +0.33 <.SPLRCS>
S&P金融 318.19 -1.89 -0.59 <.SPSY>
S&Pエネルギー 499.14 -2.05 -0.41 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 817.04 +0.06 +0.01 <.SPXHC>
S&P電気通信サービス 165.22 +0.84 +0.51 <.SPLRCL>
S&P情報技術 728.54 +1.77 +0.24 <.SPLRCT>
S&P公益事業 246.19 +2.59 +1.06 <.SPLRCU>
NYSE出来高 7.93億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 16890 + 100 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物6月限 円建て 16875 + 85 大阪比 <0#NIY:>
*内容を追加して再送します