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香港当局は3日、デジタル資産取引・投資を促進するため規則を緩和するとともに、トークン化試行計画を開始すると表明した。 写真は2021年7月、香港で撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
Selena Li Kane Wu
[香港 3日 ロイター] - 香港当局は3日、デジタル資産取引・投資を促進するため規則を緩和するとともに、トークン化試行計画を開始すると表明した。
香港証券先物委員会(SFC)の梁鳳儀行政総裁は「香港フィンテック・ウィーク」会議で、当地で認可を受けた「仮想資産取引プラットフォーム(VATP)」が海外の関連会社とグローバルなオーダーブックを共有できるよう規則を緩和すると語った。グローバルな流動性が利用できるようになる。
さらに、VATPは12カ月未満の実績しかない仮想資産や香港で規制されているステーブルコインをプロの投資家に流通させることができるようになり、最低1年間の実績というこれまでの要件が緩和される。
また、香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)は同日、デジタル資産のハブとして香港を強化する「フィンテック2030」ロードマップを発表。試行計画ではトークン化されたマネー・マーケット・ファンド(MMF)を優先的に開始するという。





