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米下院、11月21日までのつなぎ予算を可決

2019年09月20日(金)10時48分

[ワシントン 19日 ロイター] - 米下院は19日、政府機関閉鎖を回避するため、11月21日まで前年度水準の歳出を認めるつなぎ予算案を301対123の賛成多数で可決した。

法案は上院に送られ、承認されればトランプ大統領が署名し成立する。

下院共和党全体の約6割に相当する119議員と民主党議員3人、無所属1人が反対票を投じた。

共和党のトーマス・マシー下院議員はツイッターへの投稿で「修正が認められず、採決前の24時間未満に法案に目を通さなければならなかった」と不満を示し、反対に回ったことを明らかにした。

可決したのは継続予算決議と呼ばれ、より包括的な予算措置に関して合意をまとめる時間を確保する狙いがある。トランプ大統領が求めるメキシコ国境沿いの壁建設を含む移民対策や医療保険、国防などの予算の優先順位について共和、民主両党間などで意見が対立しており、それを解消することが今後の課題となる。

下院共和党トップのマッカーシー院内総務は今後の予算交渉について「われわれは合意をまとめることができると証明してきた。結果を出せるはずだ」と強調した。

議会は先に、向こう2年間の歳出拡大と債務上限の適用停止を盛り込んだ法案を可決している。これに加え、政府機関の各年の予算を定める法案も通す必要がある。新たな予算措置が講じられなければ、現在の予算は現行の会計年度が終了する9月30日に失効する。

ロイター
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