ニュース速報

日経平均は続伸、外部環境に落ち着き ジャクソンホール前の手控えも

2019年08月19日(月)16時09分

[東京 19日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均株価は続伸。前週末の米国株が上昇した流れを引き継ぎ、朝方から先物主導で買いが先行した。一時上げ幅を200円超に拡大したが、買い一巡後は週末のジャクソンホール経済シンポジウムを控えて様子見ムードが広がった。東証1部の売買代金は節目の2兆円を割り込むなど商いは細ったままで、前週に続いて市場参加者が少なかった。

独シュピーゲル誌は16日、ドイツの連立政権が、景気後退に陥った際に備えて財政均衡ルールを撤廃し、新たな借り入れを行う用意を整えると報道。ドイツ経済が景気後退を回避するとの期待が広がり、前週末の米国株市場で主要3指数が大幅に上昇した。

外為市場では、ドル/円が106円前半と前週末とほぼ変わらない水準で安定。日経平均は一時8月14日以来となる2万0600円台を回復した。その後は、トランプ米大統領のファーウェイ排除を示唆する発言や香港のデモなど世界情勢も警戒され、積極的に物色する動きがみられなかった。

一方、アジアの主要株価指数の堅調推移が投資家心理の支えとなり、下押しも限定的だった。午後は2万0500円台半ばから後半を中心に小動きとなった。「週末にイベントがあるのでどうしても動きづらい」(東洋証券のストラテジスト、大塚竜太氏)との声も出ていた。

市場の関心は、ジャクソンホール経済シンポジウムで行われるパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演に向かっている。「パウエル議長が市場の『過度な利下げ期待』をけん制するかどうか」(ソニーフィナンシャルホールディングスのチーフアナリスト、尾河眞樹氏)が注目されるという。

個別銘柄では、トヨタ自動車<7203.T>、ソニー<6758.T>など主力輸出株がしっかり。そのほかユニー・ファミリーマートホールディングス<8028.T>が大幅続伸した。ユニー・ファミマは16日に「ドン・キホーテ」を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)<7532.T>の株式を追加取得すると発表。シナジー効果を期待する買いが先行した。

業種別では東証33業種中、サービス、ゴム製品を除く31業種が値上がりした。石油・石炭製品、証券、不動産などの上昇が目立った。東証1部の騰落数は、値上がりが1518銘柄に対し、値下がりが515銘柄、変わらずが117銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      20563.16 +144.35

寄り付き    20590.47

安値/高値   20502.66─20633.90

TOPIX<.TOPX>

終値       1494.33 +9.04

寄り付き     1496.03

安値/高値    1490.30─1498.32

東証出来高(万株) 90499

東証売買代金(億円) 15433.28

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドル弱含み、米イラン停戦維持を注視

ワールド

英海域にロ潜水艦、今年1カ月超 ケーブル攻撃阻止へ

ワールド

独首相「NATO分裂望まず」、ホルムズ安全確保に協

ビジネス

米国株式市場=続伸、中東和平交渉への期待感で
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 2
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 3
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡散──深まる謎
  • 4
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 5
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 6
    戸建てシフトで激変する住宅市場
  • 7
    高学力の男女で見ても、日本の男女の年収格差は世界…
  • 8
    目のやり場に困る...元アイスホッケー女性選手の「密…
  • 9
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 10
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで代用した少女たちから10年、アジア初の普遍的支援へ
  • 4
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始め…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 7
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 8
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 9
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 10
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中