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ユーロ圏消費者物価、5月改定値は前年比+1.2%に減速 1年強ぶり低水準
2019年06月18日(火)19時04分
[ブリュッセル 18日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が発表した5月のユーロ圏消費者物価指数改定値は速報値と同じ前年比1.2%の上昇で、伸び率は4月の1.7%から縮小し、2018年4月以来1年強ぶりの低水準となった。エネルギーとサービスセクターの価格の伸びが鈍化した。
今回の結果は、インフレ率目標を2%弱とする欧州中央銀行(ECB)にとって悪いニュースだ。ECBはこれまで、インフレ率が上向かなければさらなる行動を取ると約束している。
前月比では0.1%上昇で、伸び率は市場予想の0.2%を下回った。
EU統計局は、ECBが政策決定で重視するコアインフレ率(エネルギー、食品を除く)が前年比1.0%上昇となったことを確認。4月は1.4%上昇だった。
エネルギー、食品、アルコール類、たばこを除外したベースでは前年比0.8%上昇で速報値と変わらず。前月は1.3%上昇だった。
5月のインフレ率縮小は、エネルギー価格の伸び率が4月の5.3%から3.8%に低下したことが主な要因。サービスセクターのインフレ率は4月の1.9%から1.0%にほぼ半減した。
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