ニュース速報

スタバ、1─3月利益・米既存店売上高が予想上回る 通期見通し引き上げ

2019年04月26日(金)09時43分

[25日 ロイター] - 米コーヒーチェーン大手のスターバックス(スタバ)の第2・四半期(1─3月)決算は、利益と既存店売上高が市場予想を上回った。米国での新商品投入や2大市場である米中市場で配達サービスを拡充させたことが業績を押し上げた。

通期の利益見通しを上方修正したことも好感され、引け後の時間外取引で、スタバの株価は一時2%上昇。その後は上げ幅を縮小したが、26日の通常取引で過去最高値を更新するとみられる。

米既存店売上高は4%増と、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の3.58%増を上回った。新たなドリンクの投入やランチメニューの刷新が寄与した。

また、米国の会員制プログラム「スターバックス・リワード」はアクティブメンバーが13%増えた。ウーバーイーツと提携して配達サービスを約1600店舗に広げ、アプリや店舗での注文や支払いのスピードを改善したことが背景にある。

同社はまた、米国に次ぐ第2の市場である中国でも電子商取引大手アリババ集団と提携して配達サービスを拡充し、35都市の2100店舗以上を網羅するようになった。

中国/アジア太平洋地域の既存店売上高は2%増。アナリスト予想は1.5%増だった。

通期の調整後1株利益見通しは2.75─2.79ドルと、従来の2.68─2.73ドルから引き上げた。アナリストの予想平均は2.71ドル。

値上げやリストラ、投資の減少を背景に米州の営業利益率が「若干」上昇すると見込む。従来は低下を予想していた。

1─3月期の同社帰属の純利益は6億6320万ドル(1株当たり0.53ドル)と、前年同期の6億6010万ドル(同0.47ドル)から増加。特別項目を除く1株利益は0.60ドルと、市場予想の0.56ドルを上回った。

純売上高は4.5%増の63億1000万ドル。市場予想の63億2000万ドルを小幅下回った。

*内容を追加しました。

ロイター
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