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独製造業、経済価値に占めるシェア低下 外需低迷など影響
2019年02月20日(水)20時03分
[ベルリン 20日 ロイター] - ドイツで製造業が地盤沈下を起こしている。2018年のドイツ経済価値に占める製造業の割合は2013年以来、初めて低下した。ドイツ製品に対する海外の需要低迷や、自動車業界の新排ガス規制への対応遅れが影響している。
ロイターが独統計庁の各種データを検証したところ、2030年までに経済総付加価値に占める製造業の割合を25%に上げるというアルトマイヤー経済相の目標は達成が厳しいことが示された。
2018年の製造業のシェアは23.2%。17年は23.4%だった。
独経済の活況に寄与してきた製造業だが、中国勢や米シリコンバレーの攻勢に直面している。
また、重要な輸送路となっているライン川の水位低下といった一時的な要因もシェア低下につながった。
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