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米国株は上昇、与野党が政府閉鎖の一時解除で合意
[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米国株式市場は上昇。ダウ平均株価は183ドル値上がりしたほか、ハイテク株の多いナスダック総合指数も91ポイント上げた。政府機関の一部閉鎖がひとまず解除される見通しとなる中、買いが優勢となった。
週間ではダウ平均とナスダックが5週連続で上昇。一方S&P総合500種指数は年初来で初の値下がりに転じた。
トランプ大統領は25日、政府機関一部閉鎖の解除に向けて、2月15日まで3週間の資金を手当てするつなぎ予算案で議会と合意したと発表した。つなぎ予算案は今後上下両院の承認を経て、大統領の署名によって成立する。これにより1カ月以上続いた政府機関閉鎖はひとまず解除されることとなった。[nL3N1ZP4O7]
アリアンツ・インベストメント・マネジメントのシニア市場ストラテジスト、チャーリー・リプリー氏は「一部の不透明要素が薄れ始める中で見通しが改善している。政府閉鎖の解除は間違いなく相場のもたつき感の解消につながるだろうが、一時的な措置にすぎず、不透明感が完全に払拭されるとは考えにくい」と述べた。
政府機関の閉鎖に加え、米中通商交渉やブレグジット(英国の欧州連合離脱)などの不透明要素が相場の重しとなっている。
企業の決算発表が続く中、S&P500企業のうちこれまでに22%超が決算を発表、約7割の企業の業績がアナリスト予想を上回った。
個別銘柄ではコーヒーチェーンのスターバックス(スタバ)
日用品のコルゲート・パルモリブ
半導体のインテル
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を3.41対1の比率で上回った。ナスダックも2.56対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は約75億5000万株。直近20営業日の平均は77億9000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 24737.20 +183.96 +0.75 24687.2 24860. 24676. <.DJI>
1 15 75
前営業日終値 24553.24
ナスダック総合 7164.86 +91.40 +1.29 7128.19 7174.5 7111.0 <.IXIC>
6 9
前営業日終値 7073.46
S&P総合500種 2664.76 +22.43 +0.85 2657.44 2672.3 2657.3 <.SPX>
8 3
前営業日終値 2642.33
ダウ輸送株20種 9921.78 +79.26 +0.81 <.DJT>
ダウ公共株15種 708.20 -9.76 -1.36 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1281.16 +27.25 +2.17 <.SOX>
VIX指数 17.42 -1.47 -7.78 <.VIX>
S&P一般消費財 847.09 +8.79 +1.05 <.SPLRCD>
S&P素材 332.71 +6.26 +1.92 <.SPLRCM>
S&P工業 589.72 +7.49 +1.29 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 530.87 -1.28 -0.24 <.SPLRCS>
S&P金融 431.63 +3.66 +0.85 <.SPSY>
S&P不動産 205.63 +2.39 +1.18 <.SPLRCR>
S&Pエネルギー 464.69 +5.43 +1.18 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 1029.15 +1.45 +0.14 <.SPXHC>
S&P通信サービス 148.72 +1.49 +1.01 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1158.04 +16.53 +1.45 <.SPLRCT>
S&P公益事業 270.75 -3.64 -1.33 <.SPLRCU>
NYSE出来高 9.04億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 20810 + 30 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物3月限 円建て 20795 + 15 大阪比 <0#NIY:>
(S&Pセクター別指数は関連コンテンツでご覧ください; リフィニティブデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります)