ニュース速報
ハードブレグジット対策より合意達成が望ましい=EU首席交渉官
2019年01月17日(木)19時53分
[リスボン 17日 ロイター] - 英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)に関するEU側の代表であるバルニエ首席交渉官は、EUと英国が、無秩序離脱に対応するための緊急措置を導入することは可能だが、そうした措置は不信感が広がる中で実施されることになり、離脱合意を達成することが何よりも重要との認識を示した。
英議会は15日、メイ英首相とEUがまとめた離脱協定案を圧倒的反対多数で否決。3月29日に合意がないままEUを離脱する可能性が高まっている。
ポルトガルを訪問中のバルニエ首席交渉官は、議会委員会で「離脱合意がなければ、緊急措置を講じることになる」と述べたが、「しかし、それは非常に難しく、信頼ムードのなかで実施されないだろう。最善の保証は合意の達成だ」と主張した。
バルニエ氏は、どのように進めるかは英国が決めること、という見解を繰り返し「ブレグジットは全員が敗者の状況だ」と語った。
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