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米11月中古住宅販売仮契約指数0.7%低下、予想外の落ち込み
2018年12月29日(土)03時51分
[ワシントン 28日 ロイター] - 全米リアルタ-協会(NAR)が28日発表した11月の中古住宅販売仮契約指数は、前月比0.7%低下の101.4だった。市場予想は0.7%上昇だった。
仮契約は通常1─2カ月以内に本契約に移行するため、住宅市場の先行指標とみなされている。
前年同月比では7.7%低下し、11カ月連続でマイナスとなった。
住宅市場は、用地・労働力不足によって供給が逼迫していることや住宅ローン金利の上昇で抑制されている。住宅価格の上昇は大幅に鈍化したものの、依然として賃金の伸びのペースは上回っている。初めての住宅購入者の中には手を出せない人もいる。
NARが19日発表した11月の中古住宅販売戸数は前月比では増加したものの、前年同月比は7年半ぶりの大幅な落ち込みとなった。
11月の米住宅着工件数も前月から増加したものの、一戸建て住宅の完成件数は3カ月連続で落ち込み、戸数ベースで1年超ぶりの低水準となった。
NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は中古住宅販売仮契約指数について、最近の住宅ローン金利は購入者にとってより良い状況となっているが、今回の統計にはまだ効果が表れていないと述べた。
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