コラム

家族は最高の「笑いのネタ」、葬列に頭を垂れた釣り人の正体は?

2020年06月11日(木)17時10分
家族は最高の「笑いのネタ」、葬列に頭を垂れた釣り人の正体は?

ILLUSTRATION BY AYAKO OCHI FOR NEWSWEEK JAPAN

<ジョークの世界で意外と多いのがファミリージョーク。「コロナ離婚」なる言葉も生まれ、家族の在り方に関心が集まる今、「心の潤滑油」たるジョークを2つ紹介しよう>

今般の外出自粛で家族と過ごす時間が増えた今、当コラムも少し趣向を変えて「ファミリージョーク」を紹介したい。

ジョークの世界で意外と多いのがこの分野。家族とは、実は最高の「笑いのネタ」なのである。

【葬儀の列】
スミスとトーマスが川に釣りに行った。すると橋の上を葬儀の列が通りかかった。スミスはそれを見ると立ち上がり、帽子を取って深々と頭(こうべ)を垂れた。

葬列が通り過ぎると、スミスは腰を下ろして釣りを再開した。その一部始終を見ていたトーマスが驚いて言った。

「君がそんなに敬虔な人物だとは知らなかったよ」

するとスミスはこう答えた。

「まあね。さすがに30年も連れ添った妻だからね」

◇ ◇ ◇

コロナ禍においてさまざまな生活様式が見直されるなか、「家族の在り方」にも改めて関心が集まっている。近年、家族についてつづった本がベストセラーになったりしていたが、そのような趨勢がさらに顕在化されたかたちである。

今回の「ステイホーム」によって、家族の絆を確かめ合う場面もあれば、これまでとは異なる環境の出現にストレスを抱えてしまう場面もあるだろう。

家庭内暴力(DV)が増加の傾向にあるともいう。ウイルス感染も怖いが、心が邪(よこしま)なものに侵されてしまうことも恐ろしい。

「コロナ離婚」なる新語も生まれたが、ステイホームも簡単ではないというわけか。もちろん前向きな離婚もあるだろうが。

それではジョークをもう1つ。

プロフィール

早坂 隆

ノンフィクション作家、ジョーク収集家。著書に『世界の日本人ジョーク集』『新・世界の日本人ジョーク集』(共に中公新書ラクレ)、『指揮官の決断――満州とアッツの将軍 樋口季一郎』『永田鉄山 昭和陸軍「運命の男」』『ペリリュー玉砕――南洋のサムライ・中川州男の戦い』(いずれも文春新書)、『すばらしき国、ニッポン』(文響社)など。最新刊は『昭和史の声』(飛鳥新社)。

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