コラム

フェースブックCEOを死刑にせよ!?

2010年06月22日(火)15時41分

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ぬれぎぬ ザッカーバーグが描いたわけじゃないのに
Robert Galbraith-Reuters

 イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画投稿問題で、フェースブックのマーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)を死刑に処すことを求めてパキスタンの弁護士が当局に告発した。


BBCのウルドゥー語サイトをグーグル翻訳したところ、フェースブックが「みんなでムハンマドを描く日」コンテストを掲載したことをめぐり、パキスタンの法務副長官がザッカーバーグらに対する(冒涜罪の)刑事捜査に着手したことが分かった。

パキスタン当局は5月19日、フェースブックへのアクセスを遮断した。フェースブック側が問題のページをパキスタンなど数カ国で削除した後、5月31日にアクセス遮断が解除された。


 ザッカーバーグに怒りをぶつけるのは実におかしなことだ。誰もが知る限り、彼自身がムハンマドを描いたわけではない。「ムハンマドを描こう」というアイデアがフェースブック上に現れたのは、ムハンマドが登場するアニメ番組『サウスパーク』の一部をテレビ局が自己検閲して、視聴者を怒らせたためだ。

 挑発的な言動で知られる『サウスパーク』の共同制作者トレイ・パーカーとマット・ストーンは、ネット界の寵児ザッカーバーグにお株を奪われて、さぞご不満なことだろう。

──ブライアン・ファン
[米国東部時間2010年06月21日(月)12時03分更新]

Reprinted with permission from FP Passport, 22/6/2010. © 2010 by Washingtonpost.Newsweek Interactive, LLC.

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国際政治学者サミュエル・ハンチントンらによって1970年に創刊された『フォーリン・ポリシー』は、国際政治、経済、思想を扱うアメリカの外交専門誌。発行元は、ワシントン・ポスト・ニューズウィーク・インタラクティブ傘下のスレート・グループ。『PASSPORT:外交エディター24時』は、ワシントンの編集部が手がける同誌オンライン版のオリジナル・ブログ。

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