コラム

ヒラリーのヘアバンドが復活

2009年08月18日(火)15時40分

 ヒラリー・クリントン国務長官は8月14日に西アフリカの島国カボベルデを訪問した。滞在中の出来事で最も論評に値するのは、ジョゼ・マリア・ペレイラ・ネベス首相との会談でもなければ、同国を「アフリカにおける民主主義と経済発展のモデル」と絶賛したことでもない。クリントンがヘアバンドを付けていたことだ。

 珍しくファースト・レディー時代のスタイルに戻ったクリントンは、政治の世界では(それなりの理由があって)10年以上も見かけなかった愛用のヘアバンドを付けていた。どこから持ってきたか知らないが、お願いだからそんなものは外してほしい。ヘアバンドは9歳以上の女性には似合わない。自分のことを真剣に受け取ってもらおうと必死になっている国務長官には、なおさらだ。

 彼女は11日間にわたる過酷なアフリカ7カ国歴訪で縮れた髪を気にしていたとは思うが、それはまったく言い訳にならない。

──アディティ・ナンジア
[米国東部時間2009年08月17日(月)17時49分更新]


Reprinted with permission from FP Passport, 18/8/2009. © 2009 by Washingtonpost.Newsweek Interactive, LLC.

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国際政治学者サミュエル・ハンチントンらによって1970年に創刊された『フォーリン・ポリシー』は、国際政治、経済、思想を扱うアメリカの外交専門誌。発行元は、ワシントン・ポスト・ニューズウィーク・インタラクティブ傘下のスレート・グループ。『PASSPORT:外交エディター24時』は、ワシントンの編集部が手がける同誌オンライン版のオリジナル・ブログ。

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