
米海軍駆逐艦チャンフーン(右)の進路を横切る中国艦船。「旅洋型駆逐艦」とみられる(6月4日、台湾海峡) Global News via REUTERS.
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さらに9月1日、パーシビアランスは35億年前に湖だったと考えられるクレーターの岩石から直接、火星表面のサンプル採取に成功しました。
これまでも、地球で見つかった隕石に含まれている希ガスの組成が、1970年代のバイキング計画で得られた火星の大気組成と似ていることから、火星由来だとされる隕石はありました。けれど、隕石は地球大気圏に突入する時に表面が数千℃以上になるため、生命の痕跡は分かりませんでした。
パーシビアランスが採取した「生の」サンプルは、別の探査機が回収して早ければ2031年に地球に持ち帰る予定です。サンプルを採取した岩石には長期間にわたって地下水と接していた跡が見つかっており、このサンプルを分析すれば、人類史上初めて「地球外生命の痕跡」が見つかるのではないかと期待されています。
いっぽう、中国の火星探査車「祝融」は5月15日、火星着陸に成功しました。中国は2011年から火星探査にチャレンジしていますが、今回が初成功です。これで中国は、旧ソビエト連邦、アメリカに次いで、火星着陸に成功した3番目の国となりました。「祝融」は、地表から写真を撮影し、地表成分、磁場、気象などに関するデータを観測して、8月17日に予定のミッションを終了し、引き続き調査を続けることになりました。
もっとも、9月中旬から10月末にかけては、地球と火星間の通信を妨げる荷電粒子が太陽コロナから放出されるため、通信に障害が起きる可能性があります。探査機側から地球に送られるデータが破損する恐れもありますが、それ以上に、地球から探査機へのコマンドが損なわれると誤作動を起こしてしまうかもしれません。そのため、現在は祝融もNASAの探査機もセーフモードに入っています。
UAEは火星探査だけでなく、地球外ミッションへの初チャレンジです。ホープは2020年7月20日、日本のH-IIAロケットに搭載され、種子島宇宙センターから打ち上げられました。今年2月9日(日本時間10日)に火星周回軌道に投入できて、火星を回りながらデータを集めています。火星探査は、UAEの建国50周年(2021年)記念であるともに、2117年までに火星に都市を建設すると主張する同国の威信をかけたミッションでもあります。
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