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ミャンマーでエンタメとクリエイトする日々

新町智哉|ミャンマー

マッサージ60分1000円以下の国ミャンマー

朝方のヤンゴンとある場所:筆者撮影

皆さんこんにちは。
蚊に刺されても痒くならない体質がミャンマー生活においてはかなりアドバンテージだなと日々思っているミャンマーエンターテインメントプロデューサーの新町です。
私の父や、新町家の男兄弟は皆同じような体質なのでそんなに珍しくないと思っていたんですが、そういえばあまり聞いた事のない話だなと最近ふと思いました。

さて、今回はいつもと少し毛色の違うタイトルになりました。
シンプルにミャンマーのマッサージは安くて良いという事もあるのですが、そこから派生して今のミャンマーというところが記事を読んだ皆さんにも透けて見えてくると良いなと思っています。

お知らせを一つ。
1年前、clubhouseで始めたラヂオ番組
ミャンマー言いたい砲台ラヂオ【ヤンゴン放送局】
が1周年を迎えました。

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今月は50回記念、そして1周年記念と盛りだくさんだったのですが、50回を機にMC2人がそれぞれ放送後記を発信するようになりました。
noteにて毎週放送終了の後に次の放送までの間にアップされていますので、そちらも合わせて読んでいただけたらと思います。


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それでは本題に入ります。
ミャンマーに来て良かったことの最も大きな事として私がよく話をする事があります。
私はミャンマーに来るまで酷い腰痛持ちでした。
どれくらいかというと毎日朝、昼、晩と鎮痛剤を飲まないと生活がままならない程でした。
酷い時は一日4回飲まないといけない時もありました。

そんな酷い腰痛持ちだった私がミャンマーに来てから半年後、全く鎮痛剤を飲まなくても生活が出来るようになったのです。
そしてついには長年風呂に入る時と寝るとき以外はつけ続けたコルセットも外すことができるようになりました。
私はこれをミャンマーの奇跡と呼んでいます。
何とも小さい話ではありますが、腰痛に苦しむ人にとってこれがどれくらい素晴らしい事かは伝えたいところです。

暖かい国だからという事など様々理由はあると思うのですが、その一つとして、マッサージが安いので気軽に行く事が出来たのも原因の一つかなと考えています。
表題に60分1000円以下と書きましたが、私が来た2014年はそれどころではありませんでした。
何と2時間半777円(当時のレート)というのがありました。
激安過ぎると改めて思いますが、しかし。
当時この値段のローカルマッサージは笑いが出る程クオリティが低いものでした。

施術する人の腕もそうですが、お店の従業員も日本の感覚で言うところのホスピタリティなど皆無でした。
ただまあそれはそれで緩い雰囲気が好きでした。
当然格安が最大のサービスなのですから文句を言う事もありません。
今となっては懐かしい思い出です。

あれから8年。
ヤンゴンのマッサージ店のレベルもかなり引きあがったと思います。
当時のようなレベルのマッサージ店は今、ヤンゴンで探すのが大変ではないでしょうか?
(地方に行けばまだ存在しそうなのでそれはまたいつか探しに行きたいと思います)

現在私が行くところは仮に日本で同じものがあったとしても充分満足してもらえるクオリティのものだと思います。
ましてやこの値段ですから、もしこちらにこられるマッサージ好きな人には自信を持ってオススメできます。

さて、ここまで私がミャンマーに来てからの8年間でマッサージのレベルも上がり、ともすればミャンマー全体の物価が昔より上がったという風に感じた方もいたかもしれません。ですが、物価に関して、事はそう単純ではありません。
ミャンマー経済は仮初とは言え民主化の間に飛躍的に伸びました。
しかし、物価の動きなどとは別に通貨のレートは独特な動きをしているからです。

2014年11月のレートは1円が9チャット(MMKミャンマーチャット)辺り。
しかし、現在のレートは1円が21チャット程です(軍が発表しているものとは別の実効市中レート)
実はこのレートで計算すると今現在、先ほど言った日本にいらっしゃる方でも充分満足できるであろうクオリティの1時間のマッサージは760円程になります。
時間が2時間半と1時間などでこんがらがってしまいそうですが、サービスの質があがり、経済も大きく上がってきているハズのミャンマーでこんな捻じれ現象が起こっている事にものすごく違和感を覚えます。

因みにクーデター直前のレートは1円が12.5チャット付近でした。
2014年11月~2021年1月末までのレートの動きは独特だったと思います。
しかし、それ以降チャットが暴落したのは間違いなくクーデターによる世界的なミャンマー通貨への信用の低下です。
様々な経済的影響が急激なインフラによって引き起こされています。

実はクーデター後にマッサージの値段も上がっているのです。
ですが、チャットの暴落にそのまま連動する訳にもいかないのは理解できると思います。
クーデター以前は今よりマッサージの値段は安かったのですが、日本円にすればちょうど1000円くらいでした。
それが今は値上がりをしても760円になっているというのがミャンマーの現実です。

いかがでしょうか?
数字が沢山出てきてややこしかったかもしれません。
昨年のクーデター以降様々な混乱がミャンマーに降りかかっているところです。
私の普段の生活の中、身近でお得なサービスであったマッサージからも今のミャンマーの苦難の一旦が見えるなと感じているところです。

経済的な混乱の一旦はしっかり日本も担っているところです。
私はその道の専門家ではないのでうかつな発言は避けますが、日本人として、もっと経済的な活動についても優先してやらなければいけない事は沢山あるのではないかなと常々感じながらヤンゴンでの日々を過ごしています。

ミャンマー経済に小さいながらも関わる人間として、素人ながらもミクロとマクロの両方の観点からしっかりと見極めていきたいと思っています。

これを読んだ皆さんに何か小さな違和感でも感じていただけたら幸いです。

それではまた。

 

Profile

著者プロフィール
新町智哉

映像プロデューサー。2014年からミャンマー最大都市ヤンゴンに在住。MAKE SENSE ENTERTAINMENT Co.,Ltd. GM。日緬製作スタッフによる短編コメディ「一杯のモヒンガー」でミャンマーワッタン映画祭のノミネートを皮切りに世界各国の映画祭で受賞。起業家、歌手、俳優としてもミャンマーで活動する。

Twitter:@tomoyangon
Instagram:tomoyangon
note:https://note.com/tomoyaan

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