「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客を30分間も足止めした「予想外の犯人」にネット騒然
Shock Over Who Is Blocking Train Leaving Passengers Stranded on Tracks

(写真はイメージです) mykhailo pavlenko-Shutterstock
<乗客たちは「犯人」が自らその場を去るまで待つしかなかったという──>
列車の遅延は通勤者にとっておなじみの厄介事だ。
【写真】「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客を30分も足止めした「予想外の犯人」にネット騒然
信号トラブルや機械の故障、線路の混雑──理由はどうあれ、遅延はいまや避けられない通勤中の体験の一部となってしまっている。しかし、最近発生したとある遅延の「思いがけない顛末」がインターネットを騒がせている。
Redditユーザーのu/Moist-Pause7968が8月4日に共有した投稿は瞬く間に拡散し、4.6万件以上の高評価(アップボート)を集めた。ネットユーザーたちは、30分間の停車を引き起こした奇妙な原因を突き止めようと盛り上がった。
ほとんどが、この遅延は貨物列車の通過や技術的な問題だと推測した──いずれも、いら立つ乗客によく説明される理由の代表格だ。
しかし今回は、線路の混雑でも信号機の故障でもなかった。
「それが去った後、ようやく電車がゆっくりと動き出した」と投稿にはある。
犯人は? 白鳥だ。
たった1羽の白鳥が悠々と線路の真ん中に居座り、一向に動く気配を見せなかったのだ。乗客たちは、その鳥が自ら立ち去るまでただ座って待つしかなかった。
この珍しい遅延は、より大きな問題を浮き彫りにしている。アメリカの鉄道システムは信頼性が低いことで知られている。
連邦基準では、乗客の少なくとも80%以上が、時刻表の到着時刻から15分以内に目的地に着かなければならないとされている。しかし2024年、長距離路線でこの基準を満たした路線は一つもなかった。最悪だったのはロサンゼルス・シカゴ間で、時間通りに到着したのはわずか33%。最も良かったシカゴ・ニューオーリンズ間も79%で基準には届かなかった。
こんな状況だからこそ、アメリカ人が自家用車を手放せないのも無理はない。インターネットマーケティングリサーチ会社「YouGov」の2023年の調査では、アメリカの成人の65%が週に1度以上、車を運転しているという。公共交通機関、とりわけ鉄道に対する信頼度は低いままだ。