最新記事

ハリウッド

ジョリー&ピット離婚劇、子供たちの不安は続く

2016年10月29日(土)10時30分
ニューズウィーク日本版編集部

Fred Prouser-REUTERS

<電撃離婚劇の裏で周囲が心配しているのはやはり6人の子供たち。特に一番年上のマドックスは離婚のきっかけとなったとされ、大きな試練になっているはず>(写真:「仲良し大家族」だったが〔左がマドックス・13年11月撮影〕)

 アンジェリーナ・ジョリーがブラッド・ピットに離婚を突き付けてから1カ月が経過。彼女が裁判所に出した離婚申請にピットが返答していないことが、先週明らかになった。醜い法廷闘争となれば子供たちに悪影響を与える、と心配したからだという(現在はジョリーが一時的な単独親権、ピットが訪問権を持つことで合意されている)。

 今回の離婚劇で2人や周囲が気にしているのは、やはり6人の子供たちのこと。公の場でもプライベートでも、マドックス(15)、パックス(12)、ザハラ(11)、シャイロ(10)、双子のビビアンとノックス(8)を引き連れて歩く姿はジョリーとピットのトレードマークだった。

【参考記事】ハリウッドの人種差別は本当だった

 離婚申請後、ピットは子供たちと2回面会しているが、マドックスは拒否。そもそもジョリーに離婚を決断させたのが自家用ジェット機内でピットがマドックスに暴力を振るったこととされ、「マドックスは二度とピットに会いたくないと思っている」との報道も。彼が養子になったのはジョリーとピットがカップルになる2年前の02年で、子供たちの中でも心情的に一番ジョリーに近いのかもしれない。

 ただでさえ難しい年頃のマドックスには、両親の離婚(しかも自分がきっかけを作ったかもしれない)は大きな試練のはず。それでも先週にはセラピスト同席で、ピットと面会したという。

 自家用ジェット機の件では先週もFBIがジョリーらに話を聞くなど、「虐待疑惑」が尾を引いている。離婚手続きはプライベートに進むとしても、子供たちの不安はまだ続きそう。

[2016年11月 1日号掲載]

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

訂正-再送-米ワーナー、パラマウントの買収案を拒否

ビジネス

企業は来年の物価上昇予測、関税なお最大の懸念=米地

ビジネス

独IFO業況指数、12月は予想外に低下 来年前半も

ビジネス

EU、炭素国境調整措置を強化へ 草案を正式発表
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を変えた校長は「教員免許なし」県庁職員
  • 4
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 5
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 6
    空中でバラバラに...ロシア軍の大型輸送機「An-22」…
  • 7
    「住民が消えた...」LA国際空港に隠された「幽霊都市…
  • 8
    【人手不足の真相】データが示す「女性・高齢者の労…
  • 9
    FRBパウエル議長が格差拡大に警鐘..米国で鮮明になる…
  • 10
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 4
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の…
  • 5
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 6
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 7
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 10
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 3
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 4
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 5
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 6
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 9
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中