最新記事

人権問題

北朝鮮、拘束の米大学生に15年の労働教化刑

西側からの観光客を外交カードのために無実の罪で拘束

2016年3月17日(木)09時20分

 3月16日、北朝鮮の最高裁は、同国内で1月に拘束された米バージニア大の男子学生、オットー・ワームビア氏(写真)に対し、15年の労働教化刑を言い渡した。提供写真(2016年 ロイター/KCNA)

北朝鮮の最高裁は、同国内で1月に拘束された米バージニア大の男子学生、オットー・ワームビア氏に対し、15年の労働教化刑を言い渡した。中国の新華社が16日伝えた。

国営の朝鮮中央通信(KCNA)は先月29日、ワームビア氏が国家への「重大な犯罪」を告白したと伝えていた。

KCNAによると、ワームビア氏は平壌で記者会見し、羊角島(ヤンガクト)国際ホテルのスタッフ専用エリアから政治スローガンが書かれた展示物を持ち出すという罪を犯したと告白し、この罪は「非常に重大かつ計画的なものだ」と語った。

ワームビア氏はオハイオ州ワイオミング市出身。昨年末から5日間の観光ツアーで北朝鮮を訪れたが、ツアー会社によると帰国間際に空港で拘束されたという。

北朝鮮はこれまでも外国人の拘束を繰り返してきた。拘束した米国人を利用して米政府高官による訪朝を引き出したこともある。

昨年12月には、国家体制の転覆を図ったとして、韓国系カナダ人牧師に対し、無期労働教化刑を言い渡した。

[ソウル 16日 ロイター]

120x28 Reuters.gif
Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニュース速報

ワールド

台湾中銀が下期の景気減速警戒、金利据え置き

ビジネス

米失業保険申請24.1万件に増、雇用引き締まり続く

ワールド

高層公営住宅の外壁に可燃性素材、イングランドだけで

ビジネス

ECB、金融緩和終了でも特定の国支援しない─専務理

MAGAZINE

特集:インテリジェンス戦争 中国の標的

2017-6・27号(6/20発売)

CIAの情報提供者を処刑し、日本人12人を容赦なく拘束──。スパイ戦を強化する中国インテリジェンスの最終目標

グローバル人材を目指す

人気ランキング

  • 1

    世界最恐と化す北朝鮮のハッカー

  • 2

    シリアで米軍機を撃墜すると脅すロシアの本気度

  • 3

    ドイツでタイ国王がBB弾で「狙撃」、これがタイなら......

  • 4

    D&Gが女性歌手に激怒した理由はメラニア!? 

  • 5

    気になるCMを連発、旅行サイト「トリバゴ」の意外な…

  • 6

    アジアに迫るISISの魔手 フィリピン・ミンダナオ島…

  • 7

    ISISが国家樹立宣言したモスクを自ら爆破 イラク首…

  • 8

    エリザベス女王にも愛想を尽かされた?メイ英首相が…

  • 9

    就任5カ月、トランプは馬鹿過ぎて大統領は無理

  • 10

    米イージス艦事故と映画『バトルシップ』の意外な共…

  • 1

    アジアに迫るISISの魔手 フィリピン・ミンダナオ島の衝撃

  • 2

    就任5カ月、トランプは馬鹿過ぎて大統領は無理

  • 3

    ロンドン高層住宅火災で明らかに イギリスが抱える「貧富の格差」

  • 4

    モンゴル人を大量「虐殺」 記憶遺産に値する中国の罪

  • 5

    イーロン・マスク「火星移住は生きている間に可能だ…

  • 6

    北朝鮮、米国人大学生釈放を発表 拘束中暴行され昏…

  • 7

    ISIS戦闘員を虐殺する「死の天使」

  • 8

    世界最恐と化す北朝鮮のハッカー

  • 9

    エリザベス女王91歳の式典 主役の座を奪ったのはあ…

  • 10

    身体が不自由な患者の頭をドナーの身体に移植する「…

  • 1

    ヤマト値上げが裏目に? 運送会社化するアマゾン

  • 2

    国交断絶、小国カタールがここまで目の敵にされる真の理由

  • 3

    人相激変のタイガー・ウッズが釈明 いったい何があったのか

  • 4

    大丈夫かトランプ 大統領の精神状態を疑う声が噴出 

  • 5

    アジアに迫るISISの魔手 フィリピン・ミンダナオ島…

  • 6

    佐藤琢磨選手のインディ500優勝は大変な快挙

  • 7

    就任5カ月、トランプは馬鹿過ぎて大統領は無理

  • 8

    アイシャを覚えていますか? 金正男暗殺実行犯のイン…

  • 9

    ロンドン高層住宅火災で明らかに イギリスが抱える…

  • 10

    メラニア夫人が手つなぎ「拒否」、トランプは弱って…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

日本再発見 シーズン2
ニューズウィーク試写会「ファウンダー」
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
メールマガジン登録
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版 別冊

0歳からの教育 知育諞

絶賛発売中!

STORIES ARCHIVE

  • 2017年6月
  • 2017年5月
  • 2017年4月
  • 2017年3月
  • 2017年2月
  • 2017年1月