宇宙からしか見えない日食、NASAの観測衛星が撮影に成功
NASA Satellite Catches Solar Eclipse Visible Only From Space
宇宙から観測できる次の日食は5月25日だが、太陽が隠れるのは4%のみ。続く7月25日の日食では、太陽の3分の2近い62%が月の影に隠れる。
今年3月には北米と南米で、月が赤銅色に変わる皆既月食(地球が太陽と月の間に入る現象)が観測された。
「ブラッドムーン」と呼ばれるこの現象は、夕日を赤く見せるのと同じ大気の影響が月に作用して起きる。
NASAによれば、「月食は、太陽、地球、月が一直線に並んで月が地球の影の中を通過する時に起きる。地球の影の最も暗い本影という部分に月が全部入ると皆既月食になる」
「まるで世界中の日の出と日没が月に投影されているような状態だ」
NASAによると、地球から観測できる次の日食は今年9月21日。オーストラリアと南極、太平洋および大西洋で、太陽の一部が月に隠れて欠けて見える。
2026年8月12日には皆既日食がある。ただし観測できるのはグリーンランドとアイスランド、スペイン、ロシア、およびポルトガルの一部のみ。
同じ日に北米とヨーロッパ、アフリカ、北極海、大西洋、太平洋では部分日食が見られる。
(翻訳:鈴木聖子)

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