米3月建設支出、0.5%減 ローン金利高騰や関税が圧迫

米商務省が1日発表した3月の建設支出(季節調整済み)は年率換算で前月比0.5%減少した。民間および公共プロジェクトの支出が幅広く減少し、ロイターがまとめたエコノミスト予想の0.2%を下回った。(2025年 ロイター/Gary Cameron)
[ワシントン 1日 ロイター] - 米商務省が1日発表した3月の建設支出(季節調整済み)は年率換算で前月比0.5%減少した。民間および公共プロジェクトの支出が幅広く減少し、ロイターがまとめたエコノミスト予想の0.2%を下回った。
前年同月比では2.8%増加した。2月は前月比0.7%増から 0.6%増に下方修正された。
住宅ローン金利の高騰と輸入建材への関税が住宅建設を圧迫している。
3月の民間部門の建設支出は0.6%減少した。住宅建設が0.4%減少する中でも、新築一戸建住宅への支出は0.1%増加した。集合住宅への支出は横ばい。オフィスや工場などの民間非住宅施設は0.8%減少した。
公共部門の建設支出は0.2%減少した。州および地方政府は0.2%減少、連邦政府も0.4%減少した。