最新記事
2025衝撃ニュース

頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コロラド州で報告相次ぐ...衝撃的な写真の正体【2025年の衝撃記事10選】

Colorado Rabbits Growing 'Tentacles' Sparks Warning

2025年12月30日(火)07時32分
ジャスミン・ローズ

なぜ「触手」のようなものが生えるのか

野生のワタオウサギ(cottontail)の仲間などは、夏場の暑い時期に蚊やダニに刺されることでウイルスに感染する可能性がある。このウイルスはヒトパピローマウイルスと近いものだが、現時点で人間に感染した例は確認されていない。それでも専門家は、感染した野生のウサギには決して近付かないよう警告している。

ペットとして飼われているウサギがこのウイルスに感染した場合、腫瘍が悪性化するリスクを考慮し、除去手術を検討することが推奨されている。ただし、自然に治癒することもあるという。コロラド州公園野生生物局の広報担当者は本誌に、「我々としては、目の周りに腫瘍があったりエサを食べるのに支障があったりしなければ心配していない」と語った。

とはいえ、SNSで拡散しているインパクトの強いウサギの外見を見た人たちからは、さまざまな声が上がっている。「奇妙すぎる。いったい何が起きているんだ」「奇妙な触手を頭から生やしたウサギがアメリカ各地に出没していることを受け、コロラド州当局が『絶対に触るな』という警告を住民に出した」といった具合だ。

コロラド州公園野生生物局が言うように、「角ウサギ」の存在をそこまで恐れる必要はないようだが、それでもウイルス感染したウサギには近づかないのが無難だろう。

【関連記事】
世界でも珍しい「ヒグマvsクロクマ」の対決の瞬間
世界に400頭だけ...希少なウォンバット、なかでも珍しい「赤ちゃん」の姿をカメラが捉えた

ニューズウィーク日本版 ISSUES 2026
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年12月30日/2026年1月6号(12月23日発売)は「ISSUES 2026」特集。トランプの黄昏/中国AIに限界/米なきアジア安全保障/核使用の現実味/米ドルの賞味期限/WHO’S NEXT…2026年の世界を読む恒例の人気特集です

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

中国6社が香港上場、初値は概ね公開価格上回る 9億

ビジネス

ノボノルディスク、中国で肥満薬ウゴービ値下げ 特許

ビジネス

英オクトパスエナジー、テック部門クラーケンを分離 

ビジネス

午前の日経平均は小幅続落、年末のポジション調整
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と考える人が知らない事実
  • 2
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    「サイエンス少年ではなかった」 テニス漬けの学生…
  • 5
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 6
    「すでに気に入っている」...ジョージアの大臣が来日…
  • 7
    【銘柄】子会社が起訴された東京エレクトロン...それ…
  • 8
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 6
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 7
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 8
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 9
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 10
    素粒子では「宇宙の根源」に迫れない...理論物理学者…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 5
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中