友達と疎遠になったあなたへ...見直したい「大人の友情」のかたちとは?
You Rarely See Your Friends Anymore—Here's What That Could Say About You
@becomingali I hope my catch up friends don't see this #20s #friendship ♬ original sound - Ali
この動画は現在までに75万回以上再生されており、多忙でスケジュールに縛られた現代人の「あいまいなつながり」に共感する人々の間で拡散されている。
スーファンさんは18歳でイギリスに移住し、ロンドンを拠点に生活している。本誌の取材に対して、「この投稿は、ロンドンでの自分の大人の交友関係が『キャッチアップ文化』ばかりになってしまったことへの反発から生まれた」と語っている。
「表面的な会話だけを繰り返す関係性に、自分がはまってしまっていることに気づいたんです」と彼は続けた。
この問題意識は、海外に移住した他のレバノン出身の友人たちとの会話から生まれたものだという。
「西洋での友情は、レバノンにいたころとはまったく違うんです。多くの人が、こっちでの人間関係はとても脆くて表面的だと感じている」
スーファンさんにとって、イギリスでの生活とレバノンでの経験との対比は、文化的な違いを如実に示すものだった。
「レバノンでは、大人同士でももっと頻繁に会うし、会話の中心は仕事じゃなかった。小さな国に住んでいるから、友達の家に行くのも車で5~10分程度。それだけで人間関係の濃さがまったく違うんです」