最新記事
米ロ関係

米ロ接近で「防衛関連株」が急騰...エネルギー安と同時進行で揺れる欧州市場

2025年8月18日(月)12時20分
ウクライナのゼレンスキー大統領、欧州委員会のフォンデアライエン委員長とビデオ会談を行うフランスのマクロン大統領

8月17日、今週の世界の金融市場は防衛関連株とエネルギー市場が注目されそうだ。写真は、ウクライナのゼレンスキー大統領、欧州委員会のフォンデアライエン委員長とビデオ会談を行うフランスのマクロン大統領。ボルム=レ=ミモザで17日代表撮影(2025年 ロイター)

今週の世界の金融市場は防衛関連株とエネルギー市場が注目されそうだ。欧州の指導者たちはトランプ米大統領と協議するウクライナを支援しようと急いだ。トランプ氏はロシア寄りの和平案をウクライナに受け入れさせるために圧力をかける可能性がある。

投資家は米国が未開発の北極圏のエネルギー資源を活用しようとしてロシアと関係を深めるかもしれない兆候を注視している。こうした動きは地政学的な大転換となり、欧州に防衛費の急速な拡大を迫っている。


 

トランプ氏とロシアのプーチン大統領は週末に米アラスカ州で首脳会談をしたが、ウクライナの停戦合意ができなかった。トランプ氏はその後、ウクライナが受け入れるべき迅速な和平合意を望んでいると発言した。

ウクライナのゼレンスキー大統領は18日、ドイツ、英国、フランスなどの首脳も参加する協議のためにワシントンを訪問する予定だ。

ベレンベルク銀行のチーフエコノミスト、ホルガー・シュミーディング氏は顧客向けのメモで「トランプ氏は米国のウクライナ支援を縮小、あるいは終了させる意向のようだ。プーチン氏はビジネスの話でトランプ氏の関心を引いた」と述べた。「その結果、米国はロシアに対する制裁を解除し、代わりにロシアに投資する可能性がある」と続け、「欧州は自らの防衛のために、はるかに多く支出しなければならないだろう」と指摘した。

日本企業
スパイス企業の新戦略...エスビー食品が挑む「食のアップサイクル」とは?
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イラン国会議長、米と協議開始前にレバノン停戦と凍結

ビジネス

米3月CPI前年比3.3%上昇、原油高でインフレ加

ビジネス

米ミシガン大消費者信頼感4月、過去最低の47.6 

ワールド

トランプ氏、ホルムズ海峡通航料巡りイランに警告 通
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国防軍は崩壊寸前」
  • 4
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 5
    目のやり場に困る...元アイスホッケー女性選手の「密…
  • 6
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 7
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 8
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 9
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 10
    アメリカは同盟国の「潜在的な敵」となった...イラン…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 4
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始め…
  • 7
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 8
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 9
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 10
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中