「そんな会社、大丈夫か?」と言われた逆境からの大逆転...成功に導いた「番狂わせの起業法」とは?
大賀 「常に全力でやりきる」はakippa社さんらしさが表れた根幹のバリューですね。
flierの「楽しむ」と共通点があるように感じました。全力でやるんだけど、せっかくやるなら悲観的でなく楽観的に、みんなを尊重しながら楽しくやってほしいという想いがあります。
金谷 そうですね。そうやってると、いい人が増えませんか?
大賀 そうなんですよね、本当に。一番のうちの強みは何かって言われたら、メンバーだと思っています。
金谷 僕も、同じことを言います。人がいいですって。
大賀 採用でもバリューやカルチャーを重視されているのでしょうか。
金谷 僕と共同創業者のどちらかが、必ずすべての最終面接でカルチャーチェックをしています。
そのとき、先入観をなくすために、あえて職務経歴書の細かな部分は見ないようにして、カルチャーに合っているかだけを見ます。たとえば、過去の失敗についてたくさん聞いていったとして、その失敗を全部人のせいにしているような人は、謙虚とは言えないですよね。前職のことについても、良いところも悪いところもあったというのならばわかるんですが、悪い点ばかりを挙げる人はカルチャーに合わないと判断します。こうした場合はどれだけ現場が欲しいと言ってもお断りしています。スキル的にはすごく優秀な方であっても、バリューやカルチャーの話をしているときにまったくの無反応だったりすると、やはり合わないという判断になります。





