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ギリシャ金融危機

ギリシャのIMF未返済、デフォルトでなく延滞

締め切りを過ぎても返済しないギリシャについて「延滞」と言い放つ強弁

2015年7月1日(水)14時38分

6月30日、ECB理事会メンバーのノボトニー氏は、ギリシャがIMF融資を返済できなくても、デフォルトではないとの認識を示した。写真はウィーンで8日撮影(2015年 ロイター/Heinz-Peter Bader)

[ウィーン 30日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁は30日、ギリシャは同日期限を迎える国際通貨基金(IMF)融資を返済していないとした上で、これはデフォルト(債務不履行)ではなく返済の遅延に当たるとの認識を示した。

総裁は「IMF融資は返済されていない。これはすぐにデフォルトとはならず、返済の遅延になる」と述べた。

またユーロ圏の改革案をギリシャが拒否すれば、同国はECBからの流動性支援なしで対処しなければならず、極めて危険な局面に入ると指摘した。


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