クリーンルーム入退室管理システム「Gateware」国内主要研究機関に採用
Gatewareは、クリーンルーム管理の常識を覆す革新的なシステムです。従来の「人」を管理する発想から脱却し、作業者が着用する「クリーンウェア」自体を管理することで、かつてない精度での入退室管理を実現しました。厳密な品質管理と作業者の安全性を高次元で両立する先進的なソリューションとして、高い評価を得ています。
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UHF帯入退室管理システム
【採用の背景】
今回Gatewareを導入いただいた研究施設は、国内有数の研究機関に属し、高度な清浄環境を必要とする精密研究を行っている施設です。高い機密性と品質管理が求められる研究環境において、セキュリティと安全管理の両立が喫緊の課題となっていました。
従来の手動入力による管理では、入力忘れによる記録の不一致が発生するリスクが避けられず、また災害時における作業者の安全確保という観点からも、より確実なシステムが求められていました。特に利用者増加が見込まれる中、自動化された高精度な入退室管理の必要性が高まっていました。
【Gatewareが実現する新時代の入退室管理】
Gatewareは、最新のUHF帯電波認識技術を採用し、2メートル以上の読取距離を実現しています。エアシャワー通過時に作業者の入退室を完全自動で検知し、複数人が同時に入退室した場合でも正確な識別が可能です。さらに、独自のアルゴリズムによりタグの読み取り漏れを防止し、シフト時間に合わせた退室データを自動作成することで、着用時間の計算における不整合を完全に排除しています。
最も特筆すべき機能の一つが、災害時における安全確保システムです。クリーンルームという外部から隔離された環境において、作業者の安全確保は最重要課題です。Gatewareは、電源が完全に喪失した場合でも、災害発生直前の入室者情報を24時間以上にわたって表示し続ける独自の表示システムを実装。救助活動に不可欠な情報を確実に提供し続けます。
クリーンウェアの管理においても、画期的な機能を実現しています。各ウェアの使用状況を詳細に把握し、着用時間を自動で計測して累計使用時間に基づいて交換時期を管理。特に無菌室では、滅菌クリーニング済の未着用ウェアのみを入室条件とする重複入場制限機能により、確実な環境維持を可能にしています。
複数のクリーンルームからなる製造環境特有の課題にも対応しています。各エリアの入口と出口に設置されたアンテナと警告用ディスプレイにより、エリアごとの個別管理を実現。親エリアから子エリアへの移動時には着用時間を自動調整することで、一貫した品質管理を提供します。さらに、複数の警告用ディスプレイを効果的に配置することで、作業者に対して必要な情報をリアルタイムで通知し、作業環境の質を向上させています。
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システムの特長1
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システムの特長2
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システムの特長3
【導入効果と将来展望】
Gatewareの導入は、製造品質と作業者安全の両面で革新的な改善をもたらします。入退室管理の完全自動化により人的ミスを排除し、クリーンウェアの品質を確実に管理することで、製造環境は飛躍的に向上します。また、詳細なデータ分析に基づく予防的な品質管理により、製造プロセス全体の最適化が可能となります。
今回、国内主要研究機関という高度なセキュリティと品質管理が求められる環境での導入実績は、本システムの信頼性と有効性を示す重要な事例となりました。特に、自動認識技術による人的ミスの排除と、災害時の安全確保機能が高く評価され、採用に至っています。
当社は本システムの導入実績を基盤として、半導体産業や医薬品製造など、高度なクリーンルーム管理を必要とする分野への展開を加速してまいります。IoTやAI技術との連携をさらに強化し、より高度な品質管理と運用効率化を実現する次世代システムの開発も進めてまいります。
Gatewareは、クリーンルーム管理の新しい標準を確立する革新的なソリューションとして、製造業の未来を切り拓きます。
製品サイト: https://www.gateware-ncs.com/
【会社概要】
社名 : 有限会社ナカジマコンピューターサービス
所在地 : 富山県富山市萩原80番地1
設立 : 1988年1月
代表者 : 中島 誠豊
事業内容: 業務システムの受託開発及び保守、RFIDソリューションの開発・販売
資本金 : 500万円
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